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サエキけんぞうが語る「サザンの魅力」転機はテクノの採用エンタメ・アイドル 投稿日:2018.08.12 20:00

サエキけんぞうが語る「サザンの魅力」転機はテクノの採用

 

 デビュー当時、“コミックバンド” と揶揄されたサザンが、世間や業界のタブーを破り続けて40周年! サエキけんぞう氏がサザンの魅力を語る。

 

「初期のサザンは、『勝手にシンドバッド』『C調言葉に御用心』『思い過ごしも恋のうち』など、ラテン色が強いですね。歌謡曲のメロディにサンバなどのラテン色が入ると、血が騒ぐ感じがします。このロックの枠にとらわれない姿勢が、ヒット曲を生む体質に幅を生んでいます。

 

 そういう意味では、素朴にロックンロールを追求していたビートルズよりも貪欲なところがあります。サンバ、黒人音楽、演歌、歌謡曲を熱心に吸収した音楽。それをサザンは、遊びでなく本気でやっているから、夢を与えてくれるんですね。

 

 40年のキャリアで大きな転機になったのは、テクノに挑戦した『ミス・ブランニュー・デイ』。アメリカンロックに憧れたミュージシャンたちはテクノに手を出しませんでした。

 

 でも桑田さんは、日本ロック界のタブーに踏み込みました。そして、『真夏の果実』。ここでサウンドが転換して、本物の洋楽と遜色のないポップスを作り上げ、桑田さんの歌は永遠に残る域に達しました。

 

 ロマンティックな歌詞も魅力ですが、桑田さんが書く恋愛の歌は、『どこまで経験が生きているのか』。これは作詞家にとって永遠のテーマですが、桑田さんは青春の思い出だけで書けちゃうことに驚かされるんです。

 

『君だけに夢をもう一度』は、何度聴いても泣けてきます。大学を卒業してすぐのような、恋に対する気持ちを持続しているのがすごい。

 

 ポストサザン? ありえません。ミスター・チルドレンは桑田さんの後継者的な位置ですけど、ラテンやサンバのノリはないですからね(笑)」

 

 

さえきけんぞう
1958年7月28日生まれ 千葉県出身 1985年徳島大学歯学部卒。大学在学中に『ハルメンズの近代体操』(1980年)でミュージシャンとしてデビュー。1983年「パール兄弟」を結成し、『未来はパール』で再デビュー。立教大学、獨協大学などで講師も務める。テレビ番組の司会、映画出演など多方面で活躍。著作多数

 

(週刊FLASH 2018年7月24・31日合併号)

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