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アンガールズ「ブレークに踊らなかった理由は先輩のつまずき」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.08.31 20:00 最終更新日:2018.08.31 20:00
お笑いコンビのアンガールズが、8月22日放送の『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)に出演した。
番組で司会のケンドーコバヤシは、アンガールズがコント番組で売れ出した時期について「正直、テレビ局とか事務所に持ち上げられた時期もあったのでは? キモカワイイとか」と指摘する。
これに田中卓志は「俺らは前に、ボキャブラブームを見ていたんですよ」と応じ、相方の山根良顕も「その人らが、めちゃめちゃつまずいたって話を聞いてたんです。いい車買ってそれを維持できなくなったって。だから、(芸人は)そんなにうまくいくものじゃないんだろうなって思ってた」と発言した。
ブームが去る芸人を目の当たりにしていたため、「お金を使わないようにしていた」と言う田中は、「芸人になったのに貯蓄、貯蓄」と振り返る。山根も、取材で写真を撮られるようになっても「こんなわけない」と、どこか冷めた感覚でいたという。
その感覚が的中し、ショートコントの「ジャンガジャンガ」ブームが終了すると「テレビの仕事が月に5~6本しかない」時期が到来。田中は「やばい、俺は落ちていく。本当に地獄。(カワイイがとれて)ただ気持ち悪いだけ(になった)」と振り返っていた。
アンガールズが教訓にしたボキャブラブームとは一体どんなものだったのか。
お笑いコンビ・U-turnとしてボキャブラメンバーだった土田晃之は、2011年10月21日放送の『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)にて、バナナマンの2人とボキャブラ時代を振り返っている。
「調子に乗ってた人は一目瞭然だったね。ガネさん(X-GUN・さがね正裕)はなんでも買ってくれた。みんな歩合制で何百万とかもらってて、外車に乗ってたり。Take2は営業に1人はベンツ、1人はセルシオで来てた」
事務所の後輩として可愛がられていた設楽統も「(さがねが)古着屋ですごいの買ってくれたし。アメックスのカードとかみんな持ち出したり」と証言。
ちなみに土田は、当時の雑誌のインタビューに「これはブームですぐ終わるから、いずれテレビで(通用するトーク力を)力をつけなきゃいけない」と答えていたという。
たとえ売れている最中でも、どこかで冷静さを保つことこそが、芸人として生き残るために必要な術なのかもしれない。