コント日本一を決める大会『キングオブコント2018』(TBS系)。11回目を迎える今年は、決勝進出者10組が9月22日(土)の生放送で発表される。
決勝に先立ち、2日間にわたって準決勝が行われた。その準決勝進出者32組の芸人すべてのネタを見た元芸人インタビューマン山下が、「知っておいて損はない芸人5組」を厳選して紹介する。
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●さらば青春の光
2008年結成 森田哲矢(37)、東ブクロ(32)
キングオブコントに過去5回も決勝進出している実力者。毎年クオリティの高いネタを持ってくるのだが、今年も素晴らしかった。特にコントの設定が素晴らしく、2人が演じる、それぞれの人間模様に引き込まれて行く。今年でコンビ結成10年。節目の年ということもあり、是が非でも優勝したいところだろう。
●GAG
2006年結成 坂本純一(35)、宮戸洋行(34)、福井俊太郎(38)
第1回目からずっと挑戦し続け、1回目以外はすべて準決勝に進出したものの、毎年準決勝で敗退。昨年、10回目の挑戦にして初めて決勝進出したのだが、実は、もし決勝進出できなかったら、解散しようと思っていたという。
だが、昨年の決勝では、まさかの最下位。今年はそのリベンジに燃えているはず。いけてない学生の恋愛模様のコントは大爆笑するはず。必見です。
●だーりんず
2011年結成 松本りんす(40)、小田祐一郎(41)
事務所の先輩のバイきんぐは、芸歴16年目にして悲願の優勝を果たした。彼らはその上を行く芸歴19年目の苦労人。
コントは、誰もが日常で一度は目にしたことのある状況から始まり、まさかの虚をつく展開に。所属事務所SMAは、バイきんぐに始まり、最近ではR-1グランプリ2016年でハリウッドザコシショウ、2017年でアキラ100%が連続優勝している。
今回の準決勝で見せた実力を発揮できれば、今回の優勝は十分ありえるだろう。
●マヂカルラブリー
2007年結成 野田クリスタル(31)、村上(33)
昨年M-1グランプリの決勝に進出したものの、審査員の上沼恵美子さんに「好みではない」と酷評され、ネット上でも話題になった。確かにネタによって好みのバラつきはあると思うが、今回の準決勝でやったネタは2本とも非常に私好みだ。映画やアニメ好きな方はより楽しめるネタになっている。上沼恵美子さんにも、ぜひ見ていただきたいところ。
●やさしいズ
2011年結成 佐伯元輝(32)、たいゆうき(33)
彼らの名前を初めて聞く方は多いと思うが、実は、結成7年目にして5回連続でキングオブコントの準決勝に進出している実力者。私も彼らを初めて知ったのが、昨年のキングオブコントの準決勝だった。
チャラい今風の兄ちゃんキャラが秀逸。フルーツポンチの村上健志さんも「今、やさしいズってコンビがめちゃくちゃ面白いです……めちゃくちゃ面白いです」って、なぜか2回も言っていた。
この続きは「キングオブコント2018」で。9月22日(土)にTBS系で19時より生放送(一部地域を除く)。