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ZOZO前澤友作社長、大成功のビジネス哲学は「競争したくない」

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.09.28 11:00FLASH編集部

ZOZO前澤友作社長、大成功のビジネス哲学は「競争したくない」

インスタグラムより

 

 ファッション通販サイトZOZOTOWN前澤友作社長が、9月25日放送の『ガイアの夜明け』(テレビ東京系)に出演した。

 

 番組では前澤氏に密着。高級外車で送迎された彼はジーパンにサンダル履きというラフな格好だ。カバンすら持っておらず、「(会社に来るときは)何も持たない。財布も持たないし携帯だけ。ボールペン1本も持っていない」とスタッフに語る。

 

 

 前澤氏は早稲田実業高校出身だが、当時見たある光景がその後の人生を決定づけたという。

 

「通学途中に通勤ラッシュがあったりして、いわゆる世の中で働く大人たちの姿を見るわけですよ。そのときに見た社会の大人の、つらそうでつまらなそうな顔が高校1年生の僕には衝撃的だった。この『レール』は嫌だと瞬間的に思って、意図的に外れようとした」

 

 大学には進学せず、バンド活動にのめり込んだ前澤氏。CDやレコードの輸入会社を起業し、その後、2004年にファッション通販サイトZOZOTOWNがスタートした。

 

「何をやるにしても、人と同じことが嫌い。なぜなら競争したくないから。いまでは当たり前だけど、ネットで(服を)売るとブランドイメージが崩れるし、『通販で売れるわけがない』と、ほぼすべてのブランドがおっしゃっていたので、『やらせてもらえませんか』と何度もお願いした。そしたら数ブランドがやってくださった」

 

 時価総額が1兆円を超える巨大企業に成長したZOZO。社員たちは前澤社長について「すごく純粋で少年のようなかた」「一言でいうとよくも悪くもピュア」「会社の1000歩とか1万歩先を引っ張っているようなイメージ」と語る。

 

 ちなみに社員の基本給とボーナスは一律同額。本社のある幕張に住むと月5万円が支給される。前澤氏は、給料や働きかたに対する考え方をこう語る。

 

「社員が社員の悪口を言ったりするのは最悪なんです。給料の差とか成功報酬を過激にやりすぎると変なことが起きる。(だから)透明性を持ってやっている。

 

 僕が社員に言うのは『楽しんでやってくれ』『みんな洋服大好きでしょう?』。それが結果、売り上げにもつながる。もっと言えば、周りの人や社会や地域に対してもそういう姿(を見せる)っていうのは大事なんです」

 

 8月9日のインスタに、《「大人」を辞書で調べると「考え方や態度が成熟している人」ってあるけど、実際は「考え方や態度が硬直している人」のが多い。そんな大人になるなら、子供のままでいい。》と書いた前澤氏。

 

 かつて見た苦痛に満ちた大人たちの顔を忘れずに、自身の会社の反面教師にして事業を進めているようだ。

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