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勝つぜM-1「ギャロップ」おっちゃんの力を見せてやる
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2018.11.26 20:00 最終更新日:2018.11.26 20:00
初代王者の中川家をはじめ、敗者復活から優勝したサンドウィッチマンなど、数多くの人気芸人を世に送り出してきた、漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。
SmartFLASHでは、12月2日に行われるM-1グランプリ2018決勝に駒を進めたファイナリスト9組を総直撃。決勝まで、毎日1組ずつ紹介していく。
4組目は「ギャロップ」。現在40歳ながら、10年以上前から ハゲキャラに磨きをかけてきた林健と、「DJ KELLY(ケリー)」としての顔も持ち、チャラい! と言われ続けてきた毛利大亮。
同じくファイナリストのスーパーマラドーナ・武智が「関西の劇場でウケまくってる、完成されたコンビ」と称賛するなど、関西の芸人がこぞって推す実力派が悲願の決勝進出となった。「おっちゃんの強いところを見てほしい」と意気込んでいる。
――初の決勝進出、おめでとうございます。発表では最後に名前を呼ばれていましたね。
林 びっくりしました。準決勝まで来たのもラストイヤーにして初めてなので、何番目に呼ばれても驚いたとは思うんですが。呼ばれたのが最後だったので諦めかけてたというか、「あーダメか……」という気持ちになりかけていました。まさか最後が自分たちとは思わなかったので、いったん諦めかけたぶん、余計にうれしいですね。本当よかったです。
毛利 嬉しくてフワッフワしてます。発表で名前を呼ばれたとき、時間がスローに感じたんです。味わったことのない変な感覚でした。
――優勝したら賞金1000万円はどう使いますか?
毛利 先人たちのかっこよさを受け継ぎたいので、アメ車を買いたい。フットボールアワーの岩尾(望)さんがM-1優勝(2003年)後にベンツのゲレンデを買ったのを見て、「漫才(の賞金)でゲレンデ! めっちゃかっこいい!」と憧れたので、そういう使い方をしたいです。
林 嫁さんや子供に何か買ってあげたり、ふだん安い店にしか連れて行けていない後輩をいいお店に連れて行ったり、M-1チャンピオンとしてキレイな格好をせなあかんなと服を買ったり。そんなんしている間になくなると思います。
毛利 実際そうなるやろうけど!
――「座右の銘」はありますか?
毛利 プロレスが好きでして、マサ斎藤さんの「Go 4 broke!(当たって砕けろ!)」という言葉が大好きで、SNSに書いたりしています。ラストイヤーですし、まさに当たって砕けろ! という思いです。
――芸人になりたいと思ったのはいつですか?
毛利 中学生のときに『すんげー!Best10』という番組を見てからです。学校でもみんな見ていて、中川家さんのモノマネとかめっちゃしてましたね。高校に行きながらNSC(吉本興業の養成所)に通いました。
林 高1のころに「オレ、どうやら勉強向いてないな」と気づいて。だからといって、就職したらずっと机に向かってなアカン……それはイヤやと。でもスポーツもできへんし、と思っていたときに、吉本に養成所があるらしいと知ったんです。
――特に世話になっている先輩芸人はいますか?
毛利 テンダラーの白川(悟実)さんと、次長課長の河本(準一)さんです。河本さんはつい先日もルミネtheよしもとの出番の後にご飯に連れて行ってくださって、「お前は決勝に行ける! ちゃんと見てるから」と。発表の後もすぐに「泣きそうや!」とメールをくれました。
林 お世話になった人がホントいっぱいいるんですが、強いて言うと笑い飯さんですかね。ああしろこうしろと言う方ではないんですが、僕のほうから聞くと答えてくれて。ありがたいですね。
――最後に、優勝へ向けての意気込みを!
林 おっちゃんの強いところを見てほしいですね。
毛利 後輩にいいところを見せられるように(最終決戦に進んで)ネタ2本やりましょう!
※「M-1グランプリ2018」は今田耕司・上戸彩を司会に、12月2日(日)18:34からABCテレビ・テレビ朝日系で生放送
取材&文/松田優子