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関根勤が感謝した「せっかちすぎる芸能プロ社長」の忍耐力

エンタメ・アイドル 投稿日:2018.12.03 16:00FLASH編集部

関根勤が感謝した「せっかちすぎる芸能プロ社長」の忍耐力

 

「浅井さん、わがままな欽ちゃんを本当にありがとうございました」
 欽ちゃんこと萩本欽一(77)は、お別れの会をそう締めくくった。

 

 11月26日に営まれた、大手芸能プロダクション浅井企画の代表取締役・浅井良二さん(享年83)のお別れの会。会場には、欽ちゃんのほか、同社に所属する関根勤(65)、小堺一機(62)、見栄晴(52)、キャイ〜ン、ずん、関根麻里(34)、ANZEN漫才らのタレントや、笑福亭鶴瓶(66)、爆笑問題、香取慎吾(41)といった有名人が多数駆けつけた。

 

 

 浅井社長が、同社を立ち上げたのは1968年のこと。欽ちゃんと故・坂上二郎さん(享年76)のコンビ「コント55号」のマネジメントをおこなうべく同社を設立し、3人でお笑いの一時代を築いた。その後も、関根勤や小堺一機、キャイ〜ンらを輩出し、今年9月に浅井企画は50周年を迎えている。

 

 浅井社長は「マッハの浅井」と呼れるほど、せっかちで有名だった。お別れの会で参加者が語ったエピソードから、芸能プロダクションの知られざる内幕について紹介しよう。

 

●集合しきれないうちに写真を撮る

 

 人を喜ばせるのが好きだったという浅井社長。ずんの飯尾和樹は、「人が集まったときには、集合写真を撮ってくれるんです。『みんな並びなさい』って言って。でもシャッターをすぐ押しちゃうんで、集合しきれないんですよ。みんな目が半開きでね(笑)」と話した。

 

●生まれる前にベビーカー

 

 関根勤の一人娘として、デビュー前から浅井社長と交流のあった関根麻里。2015年の長女の出産に際して、「早くしないと生まれちゃうから!」と、出産予定日の数カ月前にベビーカーをプレゼントしてもらったという。

 

●届け物は15分で

 

 小堺一機が明かしたのは、結婚した後のエピソードだ。ある朝の6時、7時のこと。

 

浅井社長「もしもし、小堺くん。パン焼き機あるの?」
小堺「いえ、うちはないです」
浅井社長「あ、そう!」
 

 ガチャリと電話が切れると、15分後に浅井社長がパン焼き器を持って自宅玄関に立っていたという。アマゾンより早い!

 

●「ありがとう」が伝えられない

 

 社長のマッハぶりには、欽ちゃんも驚いたようだ。「一度もありがとうという言葉を言ったことがない」と話していた。御礼しようと声をかけるとサーッといなくなっているという。

 

 だが、そんなせっかちな浅井社長が、じっくり待ってくれたこともある。浅井社長に背中を押され、芸能界デビューした関根勤のエピソードだ。
「(デビューした後、)10年近く結果が出せなかったんですよ。これが重荷で、両親の期待を背負っている受験生の気持ちがわかるようで……。ただ、ブレイクしてから社長は本当に喜んでくれました。せっかちなんですけども、そこは辛抱強く待ってくれたんです」

 

 芸能プロダクションの賑やかなことが好きだったという浅井社長。たくさんの笑いを誘ったお別れの会を、きっと天国から覗いていたことだろう。

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