パイズリを発明した「山田邦子」やっぱり下ネタ大好き！

　新人芸人の登竜門として知られる『東京オーディション（仮）』（TOKYO MX）で、女ピン芸人の先駆者・山田邦子がゲスト審査員として登場。今では考えられないが、女性が芸人をやることには多大な困難がつきまとったという。

「やっぱり下ネタよね。男性陣はみんなやけくそになって、よく脱いじゃうの。（ビート）たけしさんや（片岡）鶴太郎さん、（笑福亭）鶴瓶さんだって脱いじゃうし。

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　脱いでお笑いとってるから、悔しいって思ってたの。ある日、私もやってやろうって思ってパンツ一丁になったんだけど、その場がシーンとなっちゃって（笑）。

　これはダメだとわかって、私は脱がないでやっていこうって思ったんだよねー。それから時を経て、森三中の大島がお尻を出してるのをテレビで見て……わー、時代は変わったなー！　と、思った。同時に、この人たちにはかなわないって羨ましくなったの。だって、私は笑いに変えることができなかったから……」

――先輩でいちばんすごかった人は？

「たけしさんのことは尊敬しています。自由奔放で滲み出るキャラクターの存在感の強さは、一生かかっても抜けないと思いますね。本当に異性でよかったと思います。もし私が同性だったら、廃業して違う職業についていたと思います。女でよかった！」

――ご自身にとって下ネタとは？

「下ネタは大好きです！　軽蔑する人も多いんですけど、NHKでやっているラジオでもちょいちょい下ネタを入れているので、プロデューサーは『スルーしてください、邦子さんの言うこと、いちいち拾わないでください』って（笑）。クイズやっていても、『最近、ピン！　と来ないでしょー？』なんて男性に言っちゃう（笑）」

――下ネタを言うときの周りの反応は？

「私ね、もっと立派な仕事してるんだけど、後輩が『邦子さんってパイズリって言葉作ったんですよね、尊敬します！』って言われてさ（笑）。もう、そこじゃないだろっ！　って思ったけど、そんなもんですよね（笑）。

　私もスケベなんですよ。根が全部下ネタなんでしょうね。『ストレッチをしてきた』が『ひとりエッチをしてきた』に聞こえてしまって、え！　こんな素敵な人が？　みたいな（笑）。

　あまりエグい下ネタはダメだけど、軽いのは世の中を救うと思うよ。急に仲良くなれたりもするし。相手によっては『下品』と言う人もいるけど、下品も『品』だから、さらに下を目指しますってね。私のことがっかりって言う人もいるからね（笑）。でも、いいの、それで（笑）」