星野源が12月25日放送の『深夜の音楽食堂』(FMヨコハマ)で、世界進出への思いを明かした。
松重豊がパーソナリティを務める番組で、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』でも共演している2人がトーク。同ドラマには英語のシーンもあり、松重は「発音がいい。だから『ああ、この人は海外進出も狙っているのかな?』って思ったり」と星野の新作アルバム『POP VIRUS』について質問。
星野は「狙ってないですよ」と否定。だが、現在のYouTubeなどで世界に向けて表現活動ができる時代について、こう持論を明かした。
「いまの時点で世界中で同じスタートラインに立ってるんだっていう。だから、日本で受ける/受けない、世界で受ける/受けないとかじゃなくて、もう自分がいま『俺がこの世界の中でいま一番これがやりたいんだよ!』っていうのを、ただやるだけだと思ってます」
俳優も音楽活動も行う星野だが、「つまるところの到達地点は一緒だと思ってて。『自分なくし』だと思って」と告白。
「舞台に立ってても、何の意識もせずもセリフだけが出ていって。自意識っていうものがなくなるときがすごい気持ちよくて。ライブでも音楽でも、お客さんと一体になるときって自分のエゴとかがもう全部どっかに行ってるんです」
自分が消えていく瞬間があるといい、それを「自分のエゴをなくすっていう……禅の作業と一緒」と例えていた。
星野と松重は、7月17日に放送された『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でも共演。星野が15歳から大人計画の芝居を見ていたという話に松重は驚き、星野は「あの頃はまだ大人計画がエログロって言われていたので」と回想。
松重は「だからド変態だなって思った」と言い出すと、星野は「そうですね(笑)。『変態だね!』って言われましたもん」と笑っていた。
来年は2月2日、3日、京セラドーム大阪から5大ドームツアーをスタートさせる星野。あふれるセンスでやりたいことを追求し、今後、世界に名を轟かせる存在となっていきそうだ。