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純烈、残された4人が苦悶「まず傷ついた女性を守らねばと…」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.01.17 09:01 最終更新日:2019.01.17 11:43
友井が先の単独会見で、「メンバーに報告したとき、まずリーダーに『馬鹿野郎』と言われた」と述べた。しかし、それが叱咤の言葉ではなく、「報道がすべて事実と知ったとき、心がボッキリ折れて、『もう純烈は一緒にできない』とあきらめの言葉としてこぼした」ことが、酒井から明かされた。
涙をこぼさないよう瞳を潤ませながら、情けや甘さを排して4人が発した、「元身内」へのコメントを紹介しよう。
小田井「心身ともに傷ついている女性がいるという事実が発覚して、『犯罪者』ではないですが、それに近いことをしているという思いが出てきました。
やってしまった行為も、もちろん許せないですが、正直ステージで踊って歌って騒いだ彼は、大好き。ただ、一歩ステージを降りた『(本名の)牧山雄亮』は、大嫌いだ、というしかない。
事実関係がはっきりしてからは、被害に遭われた女性が、どう感じるかということを考えると、引き止めたくても引き止められない。また、引き止めることが、友井にとっても地獄になるのではないかと思っています」
白川「友井とは、役者のときから付き合いがあるんですけど、あいつの明るいところや、ステージの上に立っているときの、いっさい手を抜かない姿は、すごく大きな存在でした。
でも、今回のことは、すごく大きなことでしたし、戻ってきたいと言われても、それはできないと思います」
後上(翔太)「自分にとって兄貴のような存在でしたので、こういう場がなければ、『友井』と呼び捨てにすることも、なかったと思います。
ただ、『いつかメンバーに戻す』ということはダメです。そういうことでない形で、被害にあった女性たち本人に対して、できることを探ってほしい。そして、こう話すことが、僕たちができる唯一のことです」
酒井「事実だと明らかになったあとは、『すぐ被害をこうむった方を守らなきゃ』としか頭が回らなかった。『守れないよ、お前を。守る対象ではない、お前は』と本人に伝えました。
友井の会見の日、ほかのメンバーはロケに出ていたり、スタッフも会見の準備で、フル稼働だったんですが、本当にたまたま僕だけオフでした。小田井さんからは前日に、『それ(会見)見るためにオフなんじゃないの』と言われまして。
会見を見て、正直、『僕の中で、僕の中で』って言っていた友井に『それ言うなよ』と思っていました。明らかに怯えて震えていましたので、自分なりに頑張って伝えてはいたのかもしれない。でも、傷ついた方々が見たときに、もっとちゃんと伝わる話し方をしなきゃいけなかった。
被害女性たちに、カッとなって迷惑をかけたこと、会見が不十分だったこと。『記者会見だろうが、紅白のステージだろうが、同じだろう。友井お前さ、「熱い男」っていうんだったら、こういう思いの部分なんじゃないの、伝えるべきは。全然違うよ、いまのお前』と思いました。
今回のことは、女性たちへの行為自体も、(文春の)直撃取材への対応も、全部が許せないし、ましてや純烈活動中のことです。結成前のことじゃない。僕の中であいつはもう死にました」
1月11日の友井の会見後、世論は真っ二つに割れた。ワイドショーを中心とするマスコミ報道は批判的な論調だった。坂上忍や、純烈をテレビに呼んだ “恩人” テリー伊藤らは、「事後対応含めて、友井は卑怯だ」と追撃の手を緩めない。
一方で、擁護の声も上がった。
純烈と番組共演経験のある、落語家の立川志らくは、「芸能界って本来はどうしようもねぇ吹き溜まり。女ったらし、博打打ち、大酒飲み、自分勝手。でも素晴らしい芸を持っていた。(中略)友井さんは卑劣。でも謹慎して数年の後歌って稼いで被害者に返す。でも今の時代それもゆるされないか」とSNSに投稿。
一部ファンが中心となり、SNS上で「カムバック署名運動」が起こったこともあり、騒動は拡大した。しかし、復帰の可能性や擁護の意見について、酒井はこう結論を下した。
「純烈が活動する健康センターという場所は、ものすごくお客さんと距離の近い関係。顔色ひとつ、メークひとつで、声を掛けあうような間柄でやってきました。
そういう意味では、邪(よこしま)な思いで何をしたって見抜かれちゃう。とくに彼はそういう『気分』がよく表に出る人なので、ファンの皆さんは、見抜いていたと思います。
『友井を残したい』という、ツイッターのコメントも見ています。ただそれは、ファンの中心層であるマダムたちではなく、若いファンの方が、熱い想いでやってくれたことだと思います。マダムたちはまだガラケーも多いし、若いファンの撮影会の画質を見て、ようやくスマホに変えていますが、SNSは使いこなせない。
『友井を残したいプロジェクト』を見たとき、間違いなく『残す可能性はないよ』というのが、マダムたちの思いのはず。僕らはそう思いました。結果、(アカウントを)作られた方も取り下げられて、仕方ないということになった。
ごまかしがきかない場なので、改めて気を引き締めて、お客さんに笑顔になっていただこうと。失速して沈んで、みなさんに笑われる純烈は、俺は嫌なんですよ。この11年は苦労が絶えなかったけど、またこれから始めさせていただきたい。
かならずいつの日か、僕らのようなグループでも、紅白歌合戦に選んでいただけるように、応援していただけるように、ピンチをチャンスと捉えて、思いっきり前向きに頑張っていきたいです。
『なに言ってんだ』って、僕もそう思うんです。やっぱり、夢をあきらめなくちゃいけないんだって。でも、このグループは自分の骨折から始まって、いまも大ピンチですけど、かならずまた紅白歌合戦に出るまで、やめらんないです」
苦しい思いで、冷徹元仲間を断罪した、純烈の4人。その背後には、応援し続けたファンと共有した「純烈プロジェクトへの志」がある。いまはただ、彼らの再生を見守りたい。