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今田耕司に憤慨「ブルゾンちえみ」死ぬまで真面目すぎる
お笑い芸人・ブルゾンちえみが『アナザースカイ』(日本テレビ系)の2月1日放送回に出演し、自身の真面目すぎる性格についての悩みを吐露した。
同番組は毎回ゲストを招き、「海外にある第2の故郷」または「憧れの地」をテーマに、ゲストの人生を掘り下げる内容。今回ブルゾンは、ロケで「第2の故郷」フィリピンに赴いた。
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フィリピンは2回目だというブルゾン。最初の訪問は10年前、19歳の大学2年生の頃だった。当時も今回もブルゾンが訪れたのは、リゾートとして有名なセブ島の南に位置する「カオハガン島」。
縦150m、横300mほどの小さな島で、島民は650人ほど。その貧しい島に、海外青年協力隊のようなボランティアで子供たちと交流するため訪れたが、学生当時は、将来のヒントを得ることができなかった。
今回は、当時の旅の企画者である、現地在住の崎山克彦氏に再会したブルゾン。フィリピンの人々が、貧しくても物々交換をしたり、助け合って幸せそうに生きている姿を目の当たりにし、自分の人生を改めて考えることに。
「19歳の自分と変わらないのは、その都度『これでいいのか』って思いながら生きること。『幸せとは?』ということを、これからもずっと考えていそう」
ブルゾンは、2017年の始めに放送された『ぐるナイ! おもしろ荘 若手にチャンスを頂戴 今年も誰か売れてSP』(日本テレビ系)をきっかけに、「キャリアウーマンネタ」でバラエティで大ブレイクし、ドラマやCMでも活躍している。
ところが当のブルゾン本人は、「今でも(自分を)芸人というのが恐れ多い」と思っていることを、『アナザースカイ』のスタジオトークで明かした。
MCの今田耕司が驚いた様子で「真面目やなあ」とコメントすると、ブルゾンは「よく言われるんですが……。もう死ぬまで真面目」と苦笑した。
ブルゾンは、いつからそんなに真面目なのか。『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)2018年10月14日放送回では、学生時代のエピソードを明かしている。
「高校生のとき、陸上部に所属していて、朝5時ぐらいに起きて10km走り、さらに筋トレと受験勉強に勤しむような生活を、365日続けていました。母はそんな私を『修行僧』と呼んでいました(笑)。
それから受験して島根大学に進学しましたが、中退しました。小学校の先生になる勉強を私は専門で取ってたんですけど、とりあえず教員免許取って、っていうのが許せなかったんです、自分が」
その後、音楽の専門学校に入り歌手を目指すなど紆余曲折を経て、芸人として成功したが、いまだに「これでいいのか」と考え続けている。
『アナザースカイ』では、今田に「どんな30代を過ごしたいか」と尋ねられて、言葉をつまらせたブルゾン。困った様子を見かねた今田が「軽く考えたら」と言葉をかけると、ブルゾンは憤慨した。
「『軽く考えたら』っていうアドバイスをよくいただくんですけど、一番キライ。軽く考えられないって前提なんです、こっちは!」
真面目な性格ゆえ、着実に実力を磨き、成功することができたブルゾン。本人は悩んでいるようだが、大先輩を恐れず「真面目すぎる性格をイジられてキレる芸」で、ぜひもうひと躍進してほしい。