スターの親から引き継いだ、「知名度」というアドバンテージを踏み台に、芸能界で活躍する二世タレントたち。オーディションに行っても「予選免除」の特権もあるという彼らは、言い方を変えれば、「すでに業界の環境に慣れているため、予選が必要ない」ともいえる。
とはいえ、そこはシビアな芸能界。いくらスターを親に持っていても、「勝ち組」と「負け組」が存在する。
大手広告代理店のキャスティング部門では、数あるデータから、二世タレントの「オススメ度合い」をランキング形式にまとめた資料を作成し、クライアントに提示するツールにしている。本誌は、その極秘データを入手した。
そのなかから、二世タレントの「勝ち組」を紹介しよう。第16位は、元フジテレビ局アナでフリーアナウンサーの高橋真麻だ。父は大御所俳優の高橋英樹、母は元女優の小林亜紀子。
番組や会見で共演しては、娘の真麻を褒めちぎる父・英樹の溺愛ぶりが、もはや微笑ましいと好評。そんな真麻は、七光りの象徴的存在といえる。いまやフリーアナとしてより、父とセット出演するバラエティタレントとしての評価が高い。
局アナ時代から「モテない箱入り娘」を売りにしてきたが、2018年末にめでたく結婚。結婚後も、イジられキャラを嫌がることなく、ヨゴレ役もきちんとこなす。
フリー転身後は、母が役員を務める事務所に父とともに所属していたが、最近になって父娘ともども、新しい事務所に移籍した。
《評価》
・知名度:A
・親の七光り度:A+
・成功度:B
・期待値:B
・推定出演ギャラ(1本あたり):CM/1500万円、テレビ/50万円
《評判》
「ギャラが高いぶんの数字は取ってくれる。特に地方の高年齢層に強いのは、さすが二世」(民放編成担当)
「ヨゴレ役も積極的にやってくれる、使い勝手のいい存在」(制作プロデューサープロデューサー)