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さんま、師匠・松之助の最期に「生きる力を教えてもらった」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.03.05 16:00 最終更新日:2019.03.05 16:00
明石家さんまが3月2日放送の『ヤングタウン土曜日』で、2月22日に93歳で亡くなった師匠の笑福亭松之助さんとの「最期の言葉」を明かした。
「ウチの師匠は長男の(落語家・明石家)のんきを心配したり怒ったりするんですけれど、のんきに『ヒゲも剃らんとバカ野郎!』が最期のセリフやったらしいです。そんな怒る元気があったんですけれど、気候のせいなのか急変して」
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実は2年前、「師匠がダメだっていうのが1回あって。俺も半分、気持ちを決めてたんですけど」と覚悟はできていたと言うさんま。それでも2年持ちこたえた師匠に「生きようとする力はね。2年も生きようとすれば生きられるっていうのは、師匠に教えていただいたこと」と敬服。
近親者との別れについてさんまは「不思議なことに、父親、おじいちゃん、お母さん、師匠の奥さん、師匠……全部、俺が大阪に行って次の日がオフの時」という偶然があったという。「周りは『師匠が呼ばはったんやで』と言ってくれるんですけど、5回連続、偶然が続くとすごい」と驚いていた。
さんまは2016年4月9日放送の『さんまのまんま』(関西テレビ)で松之助さんと共演。17歳で弟子入りしたが、松之助さんから「なんでオレを(師匠に)選んだんや?」と聞かれ、さんまは「師匠、センスありますさかい」と「上から目線」で言ってしまったという。その無礼を「(当時は)子供やったから、最大級の褒め言葉やったんです」と釈明していた。
さんまは入門後、修業を放り出して交際していた女性とともに上京する「さんま駆け落ち事件」を起こした。だが松之助さんは一切叱ることなく見守り、さんまが結婚に失敗して戻ってくると「何も言うな、ついてこい!」と励ましたという。
さんまは優しき師匠に見守られて、お笑いモンスターに成長したようだ。