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森昌子、美空ひばりから歌のレッスンを受けて「夢のよう」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.05.07 16:00 最終更新日:2019.05.07 16:00
歌手の森昌子が、5月6日放送の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演した。
番組では、司会の宮根誠司が「美空ひばりさんと同じベッドで寝たことがある」という伝説を紹介すると、森はこう説明する。
「すごく(夜)遅くにお邪魔したときに、昔のVTRを見せて舞台での所作を教えてくださった。そうすると夜中の3時4時になっちゃう。まだ高校生でしたので『泊まっていきなさい。お姉ちゃまと一緒に寝よう』となった」
わざわざお揃いのパジャマまで用意してくれたというが、一緒に寝る相手は天下の歌姫・美空ひばりだ。当然、緊張して寝られずにいると、「あら、マチャコ眠れないの?」と気遣ってくれたそう。
すると「ここで2人で歌合戦でもしようか」と美空が誘い、自ら『悲しき口笛』を口ずさんで、「はい! その続きを歌って!」と突然レッスンが始まったという。森は「結局、朝まで眠れなかった」と振り返る。
ここで宮根から、美空についての印象を聞かれると、「歌のことを教えてくれるときは『ちゃんと聞いてるの?』という(厳しい)感じだったですけど。あとは『ねえ、大丈夫? お腹空いてない? 何か作ってきてあげようか?』って、お姉さんのようだった」と明かしていた。
森は2017年11月29日付けの朝日新聞のインタビューで、デビュー直後の13歳で美空と初対面したときのことについて語っている。
「緊張する私に『大丈夫。今日からは<お姉(ねえ)ちゃま>と呼びなさい』と優しい言葉もかけてくださいました。ひばりさんも12歳のとき歌手デビューされたので小さかった私を気に掛けてくださったのでしょうか。私は『マチャコ』と呼ばれるようになったのです」
美空の「マチャコは私の歌をきっと歌う日が来るから」との考えで、歌のレッスンが始まったという。いざ自宅へ向かうとお揃いのスリッパまで用意されていた。森が「夢のような時間」と振り返るレッスンは、多いときで1日4~5時間に及ぶこともあった。
ちなみに森は、2016年6月30日放送の『甦る歌謡曲!』(テレビ朝日系)で美空のモノマネを披露。美空の代表曲である『悲しき口笛』や『東京キッド』を熱唱したが、あまりの完成度の高さに共演者たちから拍手喝采を浴びていた。
『情報ライブミヤネ屋』では、美空について「師匠であり、お姉さん。とても優しいかたでした」と語っていた。美空の代表曲を歌い続けることで、恩返しをしているのかもしれない。