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佐藤二朗「ベストファーザー賞」受賞も「子供には言えないよ」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.06.09 16:00 最終更新日:2019.06.09 16:12

佐藤二朗「ベストファーザー賞」受賞も「子供には言えないよ」

 

 俳優の佐藤二朗が、6月7日放送の『あさイチ』(NHK)に出演した。

 

 番組の冒頭、佐藤が6月5日に受賞した「ベストファーザー賞」受賞式の様子を放送。佐藤は「俳優をいままでやってきて、唯一もらった賞が『NG大賞』。そんな僕がこんなに晴れがましい賞をもらえて感謝しています」と述べた。

 

 

 スタジオで受賞に対する家族のリアクションを聞かれ、「息子には言ってないです」と発言。その理由を「すごい賞をいただいたのはもちろんなんですけど、(父親としての)ハードルが高くなるじゃないですか。ベストですから。たとえば酔っぱらったところとか見ているわけですよ、嫁も息子も。だから(受賞が)プレッシャーになっちゃうので言ってないです」と明かす。

 

 続いて受賞後の父親としての自覚を尋ねられ、「僕は本当にちゃんとしていない。精神年齢8歳の50歳児ってよく言っている。でも、この賞をいただくことによって、ちゃんとした大人にならなきゃと自分を律すことになるんじゃないかと思って(賞を)お受けしたんです」と語っていた。

 

 自分のダメぶりをアピールする佐藤だが、大学を卒業し、初めて就職したリクルートをわずか1日でやめてしまった過去があるという。

 

「これは僕の人生の汚点ですね。根拠もないくせに『自分は絶対に俳優になる』って思っていた。矛盾するんだけど、大東京に行って俳優で食えるわけはないって、同じ大きさで思っていた。

 

 食えるわけがないと思っているから、『ちゃんと就職しなきゃ』と。リクルートは関係なく、僕自身が優柔不断な感じだったので1日でやめちゃったんですね。人事の人には『リクルート30年の歴史で入社日と退社日が同じ日になったのは君が初めてだよ』と言われた」

 

 その後は養成所に入り、アルバイトの日々。しかし26歳で芝居をあきらめ、広告代理店に就職。しかしこれも続かず、再度芝居の道へ。

 

 物事が続かないこうした性格も、佐藤にとっては強みとなっているようだ。2018年11月4日付けのスポーツ報知のインタビューで、『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』(フジテレビ系)で子供の扱いがうまいと記者から指摘され、こう語っている。

 

「僕が精神年齢が8歳くらいなんで。彼らにすれば、『あっ、タメ(年)だ』って、10歳の子にしたら、『二つ下だ』って思うんじゃないですかね。息子が生まれる前から、こんな感じですから。精神年齢は低い方がいいかなと。座右の銘で良く聞かれて言うのは『芝居はなるべく真摯に。精神年齢はなるべく低く』って」

 

『あさイチ』では、安田顕から「舞台の稽古でもアドリブのように見せかけて、計算された笑いを追求する繊細な一面もある」と評された佐藤。精神年齢と芝居に対する姿勢のギャップが、独自の演技を生み出しているようだ。

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