個性派女優の片桐はいりが、『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)の6月19日放送回に出演し、謎多きパーソナリティを明かした。
都内の由緒正しいお嬢さま学校を卒業し、俳優を志した。学生時代から、芸人さながらのサービス精神があったという。
【関連記事:名脇役が選んだ「すごいと思う女性バイプレイヤー」一挙公開】
「絵の具をといた液を、『オレンジジュースだと思って飲んでみ』と言われて、ガーって飲むタイプでした。いまでも、『やれ』って言われるとやっちゃうタイプです」
トレードマークのおかっぱヘアは、若い頃から保ち続けている。おかっぱを愛しすぎるゆえ、同じ髪型の人をライバル視してしまうという。最大の敵は、国民的人気のあの娘だ。
「ワカメちゃん(笑)。でも、街でおかっぱの人が前から歩いてくると、なんとなくお互い目を合わせる感じにはなりますよね。なんか寄ってきたなと思ったら、『私よく学校で、片桐はいりって言われるんです』って言われて。『かわいそうに……』って」
そんな片桐は、長い休みが取れると、よく旅に出るそうで……。
「ひとり旅が多くて、写真は基本、撮らないです。あるときたまたまニューヨークで、スペイン語っぽい英語で喋りかけられて。『なにを言ってるんだろう』と一生懸命に聞いていたんですけど、相手が腹元に手をやって、たぶん銃に手をかけているような仕草をしていて。
でも私は、話している顔を見て『ん? なに? え?』って言ってたので、その場にいたほかのニューヨーク在住の方たちは、『1発めは片桐さんが狙われてる。バン、といったらパッと逃げれば大丈夫』と思っていたらしいです。
でも、私があまりにも『ちょっとわかんない。なに?』と言っていたので、銃を持っていた相手があきらめて去ったという(笑)。危ない目にも遭いますけど、とりあえずいま生きてるから大丈夫なのかなって」
片桐は、ひとり旅をはじめた経緯について、『OnTrip JAL』で2018年7月9日に語っていた。
《弟は、大学生くらいからバックパッカーとして世界中を旅行してまわるような人で、グアテマラでいまの奥さんと出会って、そこに住みついちゃったんです。(中略)
家族を代表して、ちょっと確かめてこいみたいな感じで、私が一人で訪ねることになったんです。旅を楽しむというよりは、使命感に駆られてですね。いま考えると、まったく知らない国によくぞ一人で行ったなって思いますけど(笑)。
ただ、その経験をしたから、それ以降は、あまり観光客が行かないような国でも、平気でひとりで行けるようになりました》
その弟にして、この姉あり。「常春の国」グアテマラで手に入れた度胸で、この世の春を謳歌しているようだ。