エンタメ・アイドルエンタメ・アイドル

飯豊まりえ、『サイン』撮影終了に涙「チームの一員になれた」

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.09.12 16:00 最終更新日:2019.09.12 16:00

飯豊まりえ、『サイン』撮影終了に涙「チームの一員になれた」

涙のあとに笑顔をみせたクランクアップ

 

「松雪(泰子)さんは、目が合うと『大丈夫だよ』ってサインを送ってくださるんです。(大森)南朋さんは、一緒のシーンが多かったんですけど、最初から “阿吽の呼吸” というか、絶対的な信頼感がありました」

 

 9月12日、ついに最終回を迎える木曜ドラマ『サイン−法医学者 柚木貴志の事件−』(テレビ朝日系)。こう現場を振り返ったのは、猪突猛進の新人の解剖医・中園景役を好演した飯豊まりえ(21)だ。

 

 

「私はまったく知らなかったんですけど、解剖することによって、犯罪抑止の役目があったりと、解剖医というお仕事の大切さを知りました。

 

 収録の前に南朋さんと一緒に、解剖方法や死因究明について教わったんですけど、解剖医の方が監修でついてくださったので、そんなに苦労はしませんでした。医療系はセリフが難しいといわれるんですが、むしろ刑事役のときのほうが大変でしたね」

 

準備中もウインクでスタッフをなごませる

 

 取材日の撮影現場では、「出演者以外踏まないでください」と書かれた看板を発見し、踏まないよう遠回りする彼女の姿が。スタッフから、「景ちゃん(飯豊の役名)は、出演者だから大丈夫!」と笑いが起こった。

 

 また、撮影準備中のカメラに、ウインクを見せる場面も。スタッフとの関係がよくなるよう、考えているという。さらに、モニターチェックも邪魔にならないよう後ろからおこなう。「気遣いが本当にすごいです」と、スタッフも舌を巻いていた。

 

 2019年だけで映画に6本、ドラマに7本出演と、多忙な彼女だが『サイン』の現場はあっという間だったという。

 

「じつは、南朋さんと私の母が同い年なんです。『お父さん』とは言えないですけど、安心感があって。プライベートで何回もご飯に連れていっていただいたり。撮影がない日は、なんとなく寂しくなってしまいます……。ほかの出演者の方々も本当に優しいので、ノーストレスの3カ月間でした。

 

『作品を良くしよう』と思うほど、プレッシャーや不安を感じることはあるんですけど、やりがいのある役柄でしたし、楽しみたいという気持ちのほうが強かったので、突っ走っていたら、いつの間にかクランクアップの日が来てしまいました」

 

 そして迎えたクランクアップでは、大森から花束を渡され、「私にとって今年いちばん濃い現場でした」と涙の挨拶。今作を経て、女優として、以前と変わったことがある。

 

「かつては、まわりにどういうふうに見られているのか気にしていましたが、今はなくなりました。自分が楽しみながら、チームの一員としてやれているかのほうが大事なんです。

 

 私の演技を見て『感動した』とか『解剖医になりたい』と思ってくれる人がいたらいいなと思います。リアリティのある女優になりたいです」

 

 映画に舞台と、今後も出演が目白押しの彼女。いま、もっとも輝いている。


いいとよまりえ
21歳 1998年1月5日生まれ 千葉県出身 2012年に女優デビュー後、数多くの話題作に出演。出演映画『いなくなれ、群青』が公開中で、『惡の華』は9月27日公開。10月より初舞台、タクフェス第7弾『流れ星』に出演。2020年1月には主演映画『シライサン』の公開も控えている。毎週土曜朝には情報バラエティ番組『にじいろジーン』(フジテレビ系)にレギュラー出演中。また、雑誌『Oggi』『MORE』でモデルとしても活躍中。そのほか最新情報は、ツイッター(@marieiitoyo)にて

 

写真・福田ヨシツグ

 

【『サイン−法医学者 柚木貴志の事件−』とは……】
 韓国の大ヒットドラマ『サイン』を大森南朋主演でリメイクした法医学サスペンス。天才解剖医・柚木貴志(大森)と新人解剖医・中園景(飯豊まりえ)が遺体の声なき声に耳を傾け続け、警察の協力のもと、不都合な真実を隠蔽する権力社会に立ち向かっていく。
 先進国のなかでも解剖率が最低レベルで、“死因不明社会” といわれる日本の現状を打破しようと設置された「日本法医学研究院」がドラマの舞台。
※最終回の拡大スペシャルは、9月12日の21時からテレビ朝日系で放送

 

(週刊FLASH 2019年9月24日号)

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

エンタメ・アイドル一覧をもっと見る