エンタメ・アイドル
又吉直樹、初めての寿司屋で「おにぎり」と注文してトラウマに
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.10.26 11:00 最終更新日:2019.10.26 11:00
ピースの又吉直樹が、10月23日放送『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で赤貧時代を振り返った。
10年以上の下積みの間、エアコンも風呂もなく、トイレは共同の家賃2万5000円のアパートに住んでいた。真夏に寝つけず、「汗拭きシートで全身を拭いてスースーしている10分ぐらいで寝た」と明かした。
食べ物は、ストリートミュージシャンの演奏に共感した顔をして聞き入り、「それでおごってもらっていた。いろいろ工夫して」と必死で飢えをしのいだという。
幼い頃からあまり裕福ではなかった又吉。子供の頃は、おもちゃを買ってもらえず、自分で紙で将棋のコマを作って遊んでいた。
また、父親の会社の忘年会に参加して、初めて寿司店に行くも、何を頼んでいいかわからず、「おにぎり」と言って周囲から笑われたという。そのトラウマのため、「いまも寿司屋で注文できない。だから回転寿司か注文しなくていい(コースのある)店に行く」と笑っていた。
学生時代はサッカーに打ち込んだが、周りはスポーツドリンクなどを買って練習に来ていた。だが、お金のなかった又吉は「水道水をペットボトルに入れて持っていった」と告白。
「2回沸騰させて特殊な冷やし方をしている」と冗談でアピールしていると、「チームの間で流行った」と明かしていた。
そんな経験があったため、「何でも工夫しようと思うようになった」と、現在の芸人や作家の活動に役立っているという。
又吉は、貧乏すぎてあらぬ疑いをかけられたことを、2016年8月23日放送の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で明かしていた。
又吉はバイトを希望するが、「何回も面接行って、何回も落とされて、ようやくコンビニで雇ってもらって。一生懸命働いたんですけど、レジ横の募金箱から1000円なくなった疑いをかけられて、クビになった」と悲惨なエピソードを披露していた。
人と話すのが苦手だった又吉は、「1年勤めたコンビニで、一緒に夜勤入ってた先輩に『又吉君って、東北の人?』って言われましたから」と、1年も一緒に働いて出身地(大阪)さえ覚えてもらえなかったという。
新作小説『人間』を上梓した又吉。さまざまな経験を通して培った感性で、芸人としても作家としても多方面に活躍している。