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片岡鶴太郎『ひょうきん族』で大儲け「子供が札束で遊んでた」エンタメ・アイドル 投稿日:2019.12.05 20:00

片岡鶴太郎『ひょうきん族』で大儲け「子供が札束で遊んでた」

 

 芸人、タレント、俳優、画家、ボクサー、ヨガと多彩な才能を持つ片岡鶴太郎(64)。

 

 しかし、もともとは元祖リアクション芸人と呼んでも過言ではない人物だ。その鶴太郎が、芸人ど真ん中のライブを30年ぶりに行うという。そこで、芸人・片岡鶴太郎の秘話を聞いた。

 

 

――テレビに出る前は浅草松竹演芸場の寄席にツービートさんと一緒に出演していたと聞きました。その頃、ツービートのビートきよしさんとビートたけしさんが漫才をやると、舞台の袖で出演芸人が全員見ているぐらい注目されたそうですが、他の漫才師とどこが違ったんですか?

 

鶴太郎 まずテンポが早かった。当時のツービートのネタはじいさん、ばあさんをなじるネタですから、当然、寄席に来るお客さんにはあんまりウケないんですよ。「今日もあれだな。お客さんがご高齢の方が多くて。こういう状態をすずめの学校でジイジイバッバッジイバッバ」みたいなことを言ってて。

 

――お年寄りに毒舌を。

 

鶴太郎 そう。たけしさんは毒舌吐いてるわけですから、お客さんに向けては半ば捨ててるわけですよ。で、それを見て笑ってるのが出演芸人なんです。俺もトップバッターで出て、終わったらすぐにツービートを袖で見てた。他にもWモアモアや春風こうた・ふくたといった兄さん方が、みんなツービートを見てて袖がドッカンドッカン。もうたけしさんも袖に向けて言ってんの(笑)。

 

――たけしさんも「芸人にウケたらいい」ってなってたんですね(笑)。当時、たけしさんとよく飲みに行ってたそうで。

 

鶴太郎 そうですね。正月もたけしさんと一緒に私の知人のところに飲みに行って。お小遣いをもらって夕方から浅草の飲み屋に入って。そこにテレビがあって『新春かくし芸大会』(フジテレビ系)を見ながら、「俺たちも、こういうところに出なきゃいけないよな」って。

 

 当時の芸人はテレビといえば『大正テレビ寄席』(テレビ朝日系)などの寄席番組しかなくて、かくし芸やバラエティ番組の出番がなかったんですよ。あの頃は堺正章さんとか井上順さんがお笑い担当で、そこにものすごく隔たりがあったんです。

 

――鶴太郎さんが24~25才の頃は、芸人が「いろもの」と言われ、下に見られた時代だったんですよね。

 

鶴太郎 そういう意味で、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)は芸人の1つの革命だったわけです。

 

――確かに『ひょうきん族』はすごい番組でした。海でロケした回で、遭難したときに乗るようなイカダの上から鶴太郎さんがマッチの歌を歌っているのを見ました。けっこう波がたってませんでしたか?

 

鶴太郎 荒れてましたよ。僕がイカダから落ちて、イカダは流されましたから。ディレクターたちは望遠カメラで撮ってたんで、僕の周りにスタッフが誰もいなくて。結局、漁船に助けられたんですから。

 

――いや、ホンマに遭難してますやん(笑)

 

鶴太郎 海に落ちて、「うわ~!」ってもがいてたら、漁船の人が「誰かいるぞ」って。それを見てディレクターは腹を抱えて笑ってんだよ。「鶴ちゃん、おいしいな~」「いや、おいしくないよ!」って(笑)。そんな時代ですよ。今だったら絶対に許されないよね。

 

――今年『全裸監督』で再ブレークした村西とおる監督のものまねを、ジャングルポケットの斎藤慎二さんがやってますが、35年前に鶴太郎さんが『ひょうきん族』でやってたんですよね。

 

鶴太郎 アダルトビデオの監督のものまねを土曜8時のゴールデンでやってたんですから(笑)。よくやらせてくれましたよ。

 

――誰の案でやることになったんですか?

 

鶴太郎 私が「村西監督のものまねをやりたい」って言ったらOKが出て。それでブリーフ1枚でやるわけです。「ナイスです。素晴らしいね」なんて、土曜8時に(笑)。またこうやって再ブレークしてくれてるのは嬉しいよね。

 

――いま、おでんのリアクション芸といえばダチョウ倶楽部さんですが、もともとは『ひょうきん族』での鶴太郎さんから始まってますもんね。

 

鶴太郎 あれは2~3分のコントで、冬のコタツの上にみかんやおでんが小道具として置かれてただけなんです。だから、本来は触るもんじゃなかったんです。

 

 たけしさんが鬼瓦権蔵で、私が浦辺粂子さんでコントをやってたら、セットのおでんがグズグズグ言い出して、蓋がパカパカってなったの。それでたけしさんが蓋をあけたら湯気がダッー! って上がって。

 

 それを見たたけしさんが急に悪い顔になって。「おばあちゃん、おでん好きだろ?」「いや私、猫舌だから嫌い」「そんなことないだろ。おでん大好きだろ」って熱々のおでんを食べさせられて、「アッツーー!」って。

 

――もともとやる予定はなくて、たけしさんのアドリブから始まったんですね。しかし出演者の皆さんは、ずいぶん『ひょうきん族』で稼げたんじゃないですか?

 

鶴太郎 そのころメルセデス・ベンツを買いました。

 

――太田プロダクションさんは給与が手渡しなんですよね。

 

鶴太郎 そう。給料日25日に芸人はみんな事務所の社長・副社長のところに行って手渡しでもらうの。それが成績表ですよね。「もうちょっと頑張らないとダメだよ」とか「鶴ちゃん今月これね。気をつけて帰りなさいよ」って。

 

――気をつけて帰りなさいということは、相当な額だったんじゃないですか?

 

鶴太郎 百貨店の手提げの紙袋に札束が入ってるんだけど、さすがに持って帰るのは怖いから、マネージャーに家まで届けてくれと頼んで。それで俺が家に帰ったら、玄関に置いてあって子供が札束で遊んでるの。子供に「遊んじゃダメよ」とか言って(笑)。

 

――夢のある光景ですね(笑)。

 

取材・文/インタビューマン山下
 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退。現在はインタビュアー・お笑いジャーナリスト

 

※片岡鶴太郎の「鶴やしき」第1回公演「寄席あつめ」は12月7日、かめありリリオホールにて。第2回公演「ちょっちゅね団子」は12月18日、浅草花劇場で関根勤を迎えて開催予定

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