12月9日、太田プロダクションが毎月(1月と8月を除く)開催している「太田プロライブ月笑/クライマックスシリーズ」の年間チャンピオンを決めるイベントが霞が関イイノホールで行われた。
観客の投票で勝敗が決まる今大会。まずはクライマックスシリーズセミファイナル。年間ランキング2位の宮下草薙と年間ランキング3位の青色1号の対戦となった。
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青色1号は、居酒屋のコントで会場を沸かし、対する宮下草薙は漫才で勝負するも、途中で草薙が「ネタがない!」と叫びだした。
この勝負に勝てば決勝でもう1本ネタを披露しないといけないため、草薙は「もし勝っても次もこのネタをやります!」と宣言。あげくの果て、草薙が観客に向かって「(対戦相手の)青色1号に票を入れてください!」と叫び会場は大爆笑となった。
結果は宮下草薙の勝利。勝った瞬間、正攻法をしなかった草薙は、青色1号に「マジでゴメン!」と謝罪していた。
いよいよクライマックスシリーズファイナルは、年間ランキング1位のさすらいラビーと、先ほどセミファイナルを制した宮下草薙の対戦。
さすらいラビーは大卒コンビ。サークルの勧誘のコントで勝負し、年間ランキング1位の貫録を見せた。対する宮下草薙は、先ほどとは違うネタを絞り出すも、後半失速し、オチをつけられなくなってしまった。
その状況に、草薙は宮下に向かって「何年漫才やってんだよ。いいところで切れよ」と不満をもらす。すると宮下は「ふざけんな!」とキレて一人舞台を降りてしまう。
舞台に一人残された草薙は宮下に「おい、戻ってこい! 俺は全然待つぞ!」と叫ぶ。すると、再び宮下が戻ってきて2人でお辞儀して漫才を終えた。
宮下草薙に荒らされっぱなしの今大会。決勝戦の結果は、宮下草薙が191票、さすらいラビーが234票で、一橋大学と青山学院大学の高学歴コンビ・さすらいラビーが2019年の年間チャンピオンに輝いた。
見事優勝を果たした、さすらいラビーは大会後、囲み会見に応じた。今後やってみたい仕事を聞かれたツッコミの宇野慎太郎(27)が「ラジオのお仕事ができたらいいな」と希望を述べると、ボケの中田和伸(28)が「誰かラジオ局の方はいらっしゃいますか?」とすかさず営業をかけて報道陣を笑わせていた。