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元クラリオンガール「上田祥子」母の死を経て選んだ神主の道
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.17 16:00 最終更新日:2019.12.17 16:00
もうすぐやってくる令和2年のお正月。初詣の参拝客でにぎわう都内の神社でお祓いをする、上田祥子の姿があるはずだ。29年前、彼女はクラリオンガールだった。
「ハイレグ全盛の時代で、水着の撮影は恥ずかしかったです。私の前年はかとうれいこさんで、スタイルを比較されて傷ついたり。キャンペーンガールのイメージは私の性格とは違うもので、ストレスから食べてしまい、1年間で10kg太りました」
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芸能界には進まず、なんと占い師になった。
「もともと、陰陽五行や四柱推命に興味がある高校生でした。吉方位を取って上京したら、大学受験は落ちましたが、クラリオンガールに選ばれる効力があった(笑)。
占い師として原稿を書いていたら、そのまま雑誌のライターになっていた。おもに美容取材が中心で、韓国の美容に興味を持って短期留学をしました。韓流ブームのころはコーディネートも手がけていました」
だが40代で大きな転機が。
「中国のテレビで美容番組に出演するはずが、尖閣諸島の問題が起きて立ち消えになった。タイでの仕事も、クーデターが勃発してなくなり、海外の仕事が八方塞がり。すべて立ち行かなくなる事態になって」
さらに、大きな悲しみが襲う。
「2013年の2月に、母のすい臓ガンがわかりました。1月にヨーロッパ旅行したばかりだったのに、すでに末期で……。8月に亡くなりました。喪失感が押し寄せてきて。
でもそのとき、海外を向くのではなく、日本の神道の勉強をしたいという思いが芽生えたんです。2015年、國學院大學の神道文化学部の3年次に編入学。祝詞や祭式作法を覚えたり、毎日が充実していました」
2017年、神職資格を取得した。一方で、美容研究家としても活躍している。
「最近、遺伝子・乳酸菌カウンセラーの資格を取りました。これまでの経験を統合して、人々の役に立てることを発信していきたいです」
うえださちこ
1972年3月9日生まれ 福岡県出身 浪人中に1991年度のクラリオンガールに選ばれる。現在、美容研究家、遺伝子・乳酸菌カウンセラー。年に数日、神社に助勤している。12月より国際和合医療学会事務局長。著書に『韓流美肌力』ほか。私生活では二度の離婚を経て、独身
(週刊FLASH 2019年12月17日号)