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4年ぶり紅白も天真爛漫「綾瀬はるか」マイクに気をつけて!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2019.12.30 16:44 最終更新日:2019.12.30 16:45
「フフッ、アハハハ」
そうそうたるミュージシャンたちが、スタッフの指示を静かに待つホールに、かわいらしい笑い声が数回こだました。
12月30日、「第70回 NHK紅白歌合戦」の全体進行リハーサルがおこなわれた。会場であるNHKホールには、出場歌手が一堂に集まり、独特の緊張感がただよっている。スタッフの進行説明の声が飛び交うなか、笑い声を響かせたのは、4年ぶり3度めの紅組司会を務める、綾瀬はるかだ。本人は、マイクが自分の笑い声を拾っていることに気づかず、とっても楽しそう。
「3回めの紅白です。いまのところ1勝1敗なので、絶対勝ちたいと思います!」
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オープニングリハが始まり、冒頭の挨拶でそう語った綾瀬。彼女の天然のかわいさは、このあとすぐに発揮された。
「紅組のみなさん、エイエイオー」
オー、の合いの手はまばらだ。それもそのはず、タメもなく、おそらく事前の打ち合わせもなかったのか、紅組の出場歌手たちはキョトンと顔を見合わせていた。気にする様子もなく、綾瀬は正面に振り向いて、満面の笑みを見せた。
司会者たちで、簡単なオープニングトークを済ませると、紅組トップバッターのこどもダンスボーカルユニット「Foorin」の出番に。
「今年、日本中に広がった、米津玄師さん作詞作曲プロデュースの『パプリカ』を歌っていただきます!」
綾瀬のかけ声とともに、Foorinが前に出る。ここ数年の紅白のスタンダードを踏襲し、最初の1曲に合わせて、出場歌手全員で踊る演出で、『パプリカ』のパフォーマンスが始まった。
もちろん綾瀬ら司会陣も、一緒にフリを披露……ん? 綾瀬の動きが、ちょっと周りと違う。両脇を固める、総合司会の内村光良と、白組司会・嵐の櫻井翔は、ダンスが本域。2人の動きを見て、自分がおかしいのに気づいた綾瀬は、キョロキョロ見回しながら、懸命に踊るが……ところどころタイミングが合わない。
オープニングリハが終わると、駆け寄ってきた男性の演出スタッフに、ぺろりと舌を出しながら、両手を合わせて「ごめんね」ポーズをとる綾瀬。スタッフも思わず、「キュンときた」とポーズで応えた。
続いて、エンディングのリハに。スタッフが場面転換に動き回るなか、綾瀬は司会アシスタントの和久田真由子アナと談笑。本番でも着る、お互いの衣装についての “即席品評会” のスタートだ。
2人がしきりに気にしていたのは、靴のヒール。「綾瀬さん、ヒールが高くて大変ですね。私のはミドルだから」という素振りの和久田アナに、足を上げてフリフリしてヒールを見せながら「ううん。チャンキー(太いヒール)だから」と笑って答える綾瀬。そのあと、両脚をそろえてつま先を上げ、立ちながらヒールに乗ってバランスをとる “足遊び” をしていた。
最後に、リハーサルは、模擬結果の発表へ。綾瀬が率いる紅組は負けてしまう演出だ。コメントを求められた彼女は、こう言った。
「残念ですが、どちらともども、素晴らしいステージでした」
この「どちらともども」が、出演歌手も報道陣もツボにはまり、どっと笑いが起きる。会場中が、一瞬で綾瀬に魅了されたのだった。
ところが、綾瀬の “お転婆っぷり” は、これで終わらない。「よいお年を〜!」でクラッカーが鳴った直後、今度は堂々とマイクを通して、こう叫んだ。
「なんか白のほうが、(テープの量が)優勢ですね。本番は、もっと紅も、よろしくお願いします!」
今年の紅白歌合戦は、ミス天真爛漫・綾瀬はるかのかわいさを堪能するためにあるといっても過言ではない。