芸能・女子アナ
花崎阿弓『ガキ使・絶対に笑ってはいけない』に出演できて感涙
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2020.01.12 11:00 最終更新日:2020.02.02 13:45
皆さんは、大晦日の特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで~絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時』はご覧になったでしょうか。どの場面が好きでしたか? 私が知人に聞いたところ、新しい地図の皆さんが出ている場面や、ドラマ・ニュースのパロディが面白かったという意見を聞きました。
実は、私もこの特番に出させていただいています。どの場面かというと、『スッキリ』(日本テレビ系)のパロディーです。『スッキリ』には加藤浩次さん、近藤春菜さん、水卜麻美アナウンサーが出演していますが、私は水卜アナ役で出演させていただきました。
【関連記事:女子アナ花崎阿弓の婚活日記/週刊誌のグラビアに初挑戦】
パロディシーンの後にツイッターで検索すると、「水卜アナ 激似」「水卜アナ そっくり」などといったワードで多くの皆さんがつぶやいてくださって、とてもうれしかったです。
オーディションも開催されました。「雰囲気を見たいので間違ってもいいですよ~」と言われましたが、滑舌を意識して、かなり力を入れて読みました。水卜アナに似ている人を探していることはわかっていたので、いつも見ている『スッキリ』をより目を凝らすように見て、水卜アナの仕草を研究しました。
オーディションのあと、わりとすぐに合格の連絡が来て、次の週からリハーサルが始まりました。出演者の皆さんより1時間ほど早く入ると、スタッフの皆さんが場当たり(確認作業)をしていらっしゃいました。私も場当たりに入れていただき、ドキドキしながら覚えたセリフを練習しました。
そして、出演者の皆さんが続々といらっしゃって、緊張もピークに達してきました。噛んだりしないかな? 失敗しないかな? と思いながら、思わずものすごい早口で読んでしまいました。
その日、2回目のリハーサルもその早口で通して、3回目が始まるとき、加藤さんが私に話しかけてくださいました。
「君の読むニュースは、この場面でとても重要なところだから、とにかくゆっくり意識して読んでごらん。できるから」
この言葉で、私はスイッチが入りました! アナウンサーの仕事は、人に物事を伝える非常に重要な業務です。このパロディーを最高のものにするため、しっかりゆっくり読もう。
それから、水卜さんの仕草に似せるだけでなく、この場面で笑ってもらえるよう、しっかり読む練習を始めました。リハーサルは、何日も何日もおこなわれました。
そして迎えた本番。本番はNGや撮り直しがありませんので、何が起きても一発OKとしなければなりません。
教室風の場所に、ダウンタウンの松本人志さんと浜田雅功さん、ココリコ遠藤章造さん、田中直樹さん、山崎邦正さんが入ってこられると、なぜかとても面白い空気が流れます。でも、そのメンバーを笑わせるために準備してきたので、私たちは絶対に笑ってはいけません。
遠藤さんが「うわ! 水卜ちゃんに似てるやん~」と突っ込んでくれましたが、笑いそうになるのをこらえて、ゆっくりゆっくりと丁寧にニュースを読みました。
私が読んだニュースを聞いて、笑ってもらえて「OUT~!」となってからは、頭の中が真っ白で何も覚えていません。そのシーンが終わったあとに、ほっと一息ついた私に加藤さんが話しかけてくださいました。
「ニュースゆっくり読めていてよかったよ。またお仕事しましょう」
そしてなんと、握手もしてくださったのです。もう、涙が出てきました。
大晦日にお届けする最高の笑いの舞台裏は、感動する出来事がたくさん詰まっていました。