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自宅が全焼した読書芸人、火事の原因が「鏡」と聞いて驚く

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.02.17 11:00FLASH編集部

自宅が全焼した読書芸人、火事の原因が「鏡」と聞いて驚く

火元となったソファー

 

 

「去年は東京五輪のバスケのチケットが当たったんで、『2019年は当たり年かな』なんて思ってたんですけど、まさか、こんな火事にまで “当たる” とは思いもしませんでした……」

 

 見るも無残に焼け焦げてしまった自宅の部屋で、2カ月前の出来事を振り返るのは、お笑いコンビ『ウルトラトウフ』のカモシダせぶん(31)。

 

 

 カモシダが住む自宅(祖父母から買い与えられたマンションの1戸)がほぼ全焼したのは「収れん火災」という聞き慣れない名前の火災によるものだった。当日のリアルな状況を本人が語る。

 

「火事にあったのは12月23日。いつものように、その日もカーテンを開けっぱなしで家を出たんです。午前中に外出したんですけど、昼過ぎに消防署からの電話で『報知器が火災を検知してるんで、すぐ戻ってきてください』と告げられて。

 

 火元に思い当たる節もないし、最初はボヤぐらいに考えていたんです。でも、家に戻る途中、ツイッターで『××(地名) 火災』で検索してみたら、『通りが封鎖されて消防車が8台来てる』とか書いてあって、これはだいぶマズいのでは、と。

 

 慌てて家に戻ると、消火は終わってたんですけど、部屋を見て愕然としました」

 

 火災の原因を、カモシダは、翌日の実況見分で知らされることになる。

 

「原因は『もしかしたら鏡かもしれない』って言われたんですよ。確かに窓に向かって、机の上に鏡が置いてあったんですけど、警察の人のなかには『そんなバカな』って言う方もいて。でも、僕はホントに思い当たる節がなかったんで、信じられないけど、そうなのかもしれないと思って」

 

 実況見分の結果、火災の原因はやはり「窓に向かって置いてあったスタンドの鏡に日光が反射し、その光がソファーを燃やした(収れん火災)」と特定された。

 

 鏡は2019年の夏に購入したもので、2018年の冬には部屋になかったことから「これが原因」と特定されるにいたったという。

 

「翌日、鏡を同じ位置にセットして黒い紙を置いて検証したら、たいした時間もかからず、すぐ300℃になって燃えたんです。1分ちょいぐらいですよ? ビックリしました。

 

 原因となった鏡は片面が普通の鏡、もう片面が拡大鏡になっていたんですけど、普通の鏡が割れちゃったので、拡大鏡のほうを使っていたんですよ。面がちょっと丸くなっているので、余計に光を集めちゃったみたいです。しかも、その鏡、100円だったんですよ(笑)」

 

 カモシダの件が報道されたことで「収れん火災」という言葉を初めて知った人も多いと思われるが、それほど収れん火災は稀な火事なのだ。

 

「東京消防庁の発表によると、2005年から2015年にかけて、都内で12月の収れん火災は2件しか起きてないんです。そう考えると『俺、当てたな〜』って(苦笑)。1月がいちばん多いみたいですけど、その1月ですら累計8件しかないんです。

 

 冬場に多いのは、冬は太陽の位置が下がるため、より部屋の奥に強い光が入ってくるからだそうです。ペットボトルの水や、水槽の水、透明の吸盤などで起こることもあるみたいですね」

 

 カモシダは火災保険に入っていたため、遅くとも6月頃には部屋が復旧する見込みだが、失ったものは返ってこない。読書家で、バイト先も書店ゆえ、「読書芸人」としての活動も多かったカモシダは、最も痛かったのは所蔵していた本の焼失だという。

 

「漫画や小説合わせて、2000〜3000冊はありましたからね。かろうじて生き残った本は回収済みなんですけど、9割近くはダメになりました。生き残った本を確認する作業のときは泣きましたね……。

 

 家電なんかは、友達や知り合いがくれたりして、ほぼ目途がついてきましたけど、本だけはそういうわけにはいかない。買い戻そうにも絶版になっていたりするので。

 

 僕の大好きな島本和彦先生の漫画『アオイホノオ』と『燃えよペン』はかろうじて無事だったんですけど、どっちもタイトルがタイトルなんで、どんな皮肉だよって(笑)」

 

 今回の件を機に、防火管理者の国家資格を取る予定だという。

 

火事にあった僕が、みなさんに『気をつけて』と言っても、『いや、お前、火元だし』って言われたら終わりじゃないですか。でも、防火管理者の資格があれば、建物の防火管理とか消火活動の責任者になれるので。

 

 それと、これから一人暮らしを始める方も多いと思うんですけど、みなさん、『南向きの陽当たりのいい部屋』とかを求めがちじゃないですか。僕の部屋もまさにそうだったんですけど、陽当たりのいい部屋に住まれる方は十分に気をつけてください!」

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