『恋はつづくよどこまでも』魔王の涙に興奮する視聴者続出

　3月10日放送の、佐藤健主演『恋はつづくよどこまでも』（TBS系、火曜22：00～）の第9話が「世界のトレンド」1位と3位を見事獲得。さらに7位に天堂先生、25位に佐藤健がランクイン。視聴率も14.7％と、前回の12.1％から2.6％もアップし、来週の最終回を前に大きな盛り上がりを見せている。

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「昨日の夜パフェは最高でした」と語るのは、ドラマウオッチャーの晴川日月奈氏だ。

「フルーツと甘い生クリームで見た目も甘さもいい感じって思っていたところに、ダークチョコレートで一気に味変し、苦みが押し寄せるも、最後はタピオカたっぷりで、もう大満足でした」

　晴川氏がパフェになぞらえたのは第9話の展開だ。

　田舎に帰ってしまった佐倉（上白石萌音）を天堂（佐藤健）が迎えに行き、佐倉の家族ともどもほっこりした雰囲気のなか、その夜、実家で用意されたのは枕が2つ並べられた布団。

　薄暗い部屋でいい雰囲気になりかけるが、家族がふすまから覗き見していて、結局、何の進展もないまま、2人は東京へ戻った。

　ところが、「実家まで一緒に行って何もない方がおかしい」と同僚たちから言われた佐倉は、自分の色気のなさを再認識。「クリーム祭り」と称し、天堂の好きなクリームコロッケやらコーンクリームスープやらを用意し、色仕掛けで迫る計画をたてる。

　天堂はみえみえの計画に乗り、佐倉をベッドに押し倒し、キスを繰り返し、洋服のボタンに手をかけ……とかなりエロチックなムードになるのだが、またも邪魔者が乱入、計画は頓挫する。

　その後、物語は急展開。2人は車が横断歩道に突っ込んでくる現場に遭遇し、身を挺して子供たちをかばう。現場で治療にあたり、救急車に全員を乗せた後、佐倉は倒れ、意識不明に。天堂は仕事をこなしつつも夜は佐倉の枕元に付きっきり。

　そして3日後、佐倉がようやく目を覚まし、「先生、お久しぶりです」と天堂に笑顔を向けると、天堂は佐倉に背を向け、唐突に語り出す。

「何ごとにも一生懸命なところ。どんなに怒られてもめげないところ……」と佐倉のいいところを次々並べ立て、ボロボロ涙を流し、「好きだ……お前が好きだ」と思いのたけを口にするのだ。

　正直なところ、事故のシーンはいきなり6人ほどの人が路上に倒れていて、一体、何が起こったのかと戸惑ったし、1時間にいろいろな要素を詰め込みすぎな気もしたが……。

「普通のドラマなら、佐倉が意識不明のまま来週につづくという展開もありえたと思います。でも、毎回ハッピーエンドで終わらせるという制作者サイドのこだわりがあるのかもしれませんね。

　
　それと、冒頭で、まだ一度も好きだと言ってもらっていない、どんなところが好きか教えてほしいという佐倉に対し、ラストできちんと天堂が答えを返すという、収まりのよさもありました。

　ともかく、ドSの魔王がボロボロ涙を流しながら『好きだ』って言うシーンは、みんな大好きなタピオカみたいなものですよ。第7話に続き、第9話も【＃追いつづ】してしまって、夜中2時まで起きてました」（晴川氏）

　晴川氏だけでなく、ツイッター上には魔王の涙に興奮で眠れない視聴者が続出した。

《なんかもう胸がいっぱい…言葉では言い表せない感情になってる　勝手に涙出てくるし…眠れない》
《ダメだ眠れない。恋つづ2回目みたし寝ようと思ったけど神経たかぶってて眠れない。明日も仕事なのにー。寝不足決定》

　来週の最終回は15分拡大とのことだが、これだけ視聴者が楽しみにしているとなれば、今から続編も期待できるか？