ジュニアさんの「騒音」が病みますね
最近、千原ジュニアさ ん、福山雅治さん、ついでに麒麟の川島(明)と、次々に結婚していて。ジュニアさんはずっと「結婚したいわー、結婚したいわー」って言うてましたから、あの「騒音」がようやくやむのかと思うと個人的には嬉しいですね(笑)。
僕は、結婚というのは万人におすすめしてるんです。「結婚は墓場だ」とか、「結婚したら嫁はんは変わる」とか言う人もいますけど、いや、あんたのとこはそうかもしらんけど、みんながそうみたいに言うなよ、って思いますし。結婚はええもんやというのはずっと言うてますね。
ただ、芸人という仕事を究めるためには、結婚というのは足かせでしかないから、芸人だったら売れてから結婚するほうがええんかな、とは思いますけどね。売れる前から結婚してたら、嫁と子供に気を遣って言いたいことが言えなくなったりしますから。あと、家族と一緒に過ごしてたら、どんどんお笑いの牙が抜けていくんですよ。幸せなところにオモロいもんは転がってないんです。
この前も家で、嫁はんがみそ汁作ってる、娘がピアノの練習してる、僕のところに息子がまとわりついてくる。「これこれ、マジで俺が欲しかったん、これ!」って思うんです。最高の幸せですよ。でも、それを365日続けてたら、オモロい話なんて一切できないわけで。どっかで聞いたことあるような普通の家庭の話しか出てけえへん。
だから、子供と風呂入って、子供を寝かしつけたら、そこから後輩と飲みに行くときもあるんですよ。このまま寝てしまったら芸人としてあかん、と思って。それでキャバクラとか行ったりするんです。キャバクラでしゃべりたくもない女のコが横に来て、数分間しゃべらなあかんっていうのは、芸人としてすごい勉強になりますよ。
今年から新喜劇の後輩とバンドを組もうと思ってるんです。僕はドラムの練習をずっと続けてまして。「レッスンだけじゃうまくならないからバンド組んだほうがいい」ってよく言われてたんです。それで、せっかく習ってるんだから披露する場が欲しい、じゃあバンド組もうか、っていうことになって。
前にレイザーラモンの2人とビッグポルノという音楽ユニットをやっていたときには、その存在を世の中の人に知ってもらうことにいちばん苦労したなあ、と思ったんですね。それでバンドの宣伝のためにインスタグラムを始めたんです。音楽業界の人とかがよく使ってるらしいから、これがきっかけで知ってくれたらフェスとか呼んでくれるかもしれないな、って。そのバンドが芸人としてはまあまあ上手やな、っていうレベルまでいったら、またコヤソニ(コヤブソニック)をやろうかなと思ってますね。
(FLASHスペシャル グラビアBEST 2015年11月25日号)