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ジャニーズ性被害を訴えた元キスマイ・飯田氏、現メンバーへの想いを独占告白「名前を利用しているようで申し訳ないが…被害者の希望になりたい」
エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2023.09.30 14:30 最終更新日:2023.09.30 14:33
「私が今持っている影響力は僕自身のものではなくて、今まで僕が辞めてからデビューをして、メンバーの方たちが頑張った結果なので、悪く言うと利用するような形にやっぱり取られてしまう。そこについては、申し訳ない気持ちがあります」
本誌の取材に、神妙な面持ちで語ったのは元「Kis-My-Ft2」(キスマイ)の飯田恭平氏だ。古巣のメンバーへの気持ちを抱えながら声をあげたことには理由があった。
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「性加害の被害者で、声をあげられていない自分と同じ立場だった人たちが、この運動のなかで公表してほしいとかは思わないですけど、勇気を出すきっかけであったりだとか、希望になってくれればいいかなと思います。
僕自身だけだったら、打ち明けずに誰にも言わなかったと思います。しかし、家庭を持ち、子供がもし被害にあったとき、『親である僕らに気を遣って(被害を)言えない』というようなことにさせたくない。
声をあげたことに対して、どうしても叩かれてしまうこともありますが、(子供に)父親としての背中を見せたいなという想いがあります」(飯田氏)
飯田氏は、9月15日、ジャニー喜多川氏による性加害問題について訴える「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に初めて現役活動中の元メンバーとして合流し、9月29日に「性加害による時効の撤廃」を議題とした第1回会合に参加した。
会合は、ジェンダーと多様性をつなぐ取り組みをしている「ふぇみ・ゼミ」、ジャニーズファンによる有志団体「PENLIGHT」、そして「当事者の会」による3組と活動に賛同する弁護士によっておこなわれ、当事者の会からは代表の平本淳也氏など5名が参加した。
19時過ぎに始まった会合は、「今後活動するうえでの団体の名称について」「性加害の時効撤廃を訴えている方々との連携について」など約1時間半にわたり話し合われた。平本氏は会合のなかで胸の内を明かした。
「自分たちのような、被害者の救済に努められるような流れを広く伝えられるような環境づくりをしたい。今でも被害の報告を聞いて本当にキツい。今でも泣きそう。耐えられない」
飯田氏も時折、頷きながら耳を傾け、自身の思いをこう語った。
「性被害者が声をあげられない、あげたとしても時効があるから何もできないという状態や、ひとりで苦しんでいる状態はおかしい。
私も、声をあげている当事者の会を見て参加を決めたので、私たちの活動を見て活動を見て賛同してもらう一歩になるといいと思います」
一方、ジャニーズ事務所は10月2日に被害補償の具体的方針や社名変更をめぐり、記者会見をおこなうことを発表する予定だ。
「名称を変えることについては、こだわりは持っていないです。名前を変えたから『じゃあその罪がなくなったよね』という話でもない。それよりも、どう取り組んでいくか内容が重要かと思います」(飯田氏)
芸能界に大きな波紋を呼び続けるジャニーズ事務所。10月2日の会見では何が語られるのか注目が集まる。
( SmartFLASH )