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渡辺えり「子供おばさんのままでいることが元気の秘訣」

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2016.02.15 23:42 最終更新日:2016.02.22 23:44

渡辺えり「子供おばさんのままでいることが元気の秘訣」

「今年の1月5日で61歳になりました。元気の秘訣ですか? なんでしょうね。子供っぽいんですよね。昔から“子供おばさん”って言われていました。好奇心も小さいころのままです。昔から質問ばかりする子でしたけど、今も変わらずです」

 

 そう語るのは、渡辺えり(61)。彼女の主演舞台『おばこ / 渡辺えり愛唱歌』が、2月22日まで、東京・三越劇場で上演中だ。舞台でも畳の上を転げ回り、第2部では大いに歌うパワフルさを見せつけている彼女に元気の秘訣を聞くと、

 

「人との関わり方にもあるのかもしれないですね。教育のために、と真剣に塾生の若い子を怒っているんですが、私がやるとなぜだか笑いが起こります。この前、18歳の俳優志望の女の子と喫茶店でセリフ合わせをやっていたんです。ケーキセットが540円だったので、『このセットでなんでも好きなケーキ食べなさい』と言ったのに、セット以外の870円のモンブランが食べたい。そのうえコーヒーより高いカフェラテを飲む、と。合計1000円くらいなんでびっくりしましたけど。まだ18歳だし、しょうがないかと思って注文したんです。

 

 そのとき、『ねえ、カフェラテとカフェオレって中身同じじゃない? それぞれ何語なの?』と聞いたら、『わかりません』って片ヒジ立てて言うから、『なんで高校出たばかりなのにわからないの? 私みたいなおばちゃんにちゃんと教えなさいよ!』って声高に言っちゃった。そうしたら、隣の席の人が笑い出して。『カフェラテはイタリア語。カフェオレはフランス語ですよ』って教えてくれたんですよ。もう、そんな日々です。そんなこと毎日やってるから、脳がいつも活発に動いていて、それが元気の秘訣かもしれないですよね」

 

 取材の間も身振り手振りを入れてしゃべる、しゃべる。弾丸トークは舞台でも健在だ。

 

「舞台では、人のいい芸者・花子を演じています。祖母も(今回の役名と同じ)花子って名前なんです。本当に芝居のなかの花子のような優しいおばあちゃんでした。そんな役をやれるのはうれしいですし、なかなか上演されることのない芝居……40年ぶりの上演となるこの作品をできるのは幸せです。25歳の芸者の話なので、演出家から『痩せるように』と言われ、減量に挑戦しました。しかし誰にもわかってもらえないのですが……」

 

 2015年4月から比べると、8キロもの減量に成功した。しかし、節分を前に出演したテレビ番組では、恵方巻を3本ペロリ。「楽屋弁当もあったのでもったいないなと思って。食べられるかなと思ったら入っちゃった」と頭を搔く。

 

 第2部の愛唱歌では、観客からお題をもらい、即興で歌を披露する天才芸も披露。千秋楽まで本気で突っ走ってもう2キロ痩せたいと意欲を見せた。(佐藤博之)

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