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芸歴58年のせんだみつお「68歳で12キロ」ダイエットに成功
エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2016.05.04 12:00 最終更新日:2016.05.04 12:00
「最近ね、12キロのダイエットに成功したんだ。68 歳で12キロ減ですよ!」
黒光りする笑顔の主は「ナハナハ」のギャグでお馴染み、せんだみつお。子役時代を含めれば芸歴58年を誇る。
「1972〜78年は黄金の7年で、飛ぶ鳥を落とす勢い。『ぎんざNOW!』をはじめ、テレビとラジオ合わせて10本以上のレギュラーがあった。20代後半は千代田区の高額納税者番付で5位に入った。それがいまや袋小路…ナハッ!」
いまのお笑い界をどう見ているのか。
「僕ら団塊世代が笑えるお笑いがなくなった。いまはトーク主体じゃないですか。昔はドリフもひょうきん族も、動きで笑わせる“スラップスティック”という笑いだったんですよ。
だからいまだに、いまのお笑いに馴染めない。でも丁々発止のさんまさんや鶴瓶さん、ダウンタウンの話術、お客さんいじりはやっぱり天才的だと思います」
今後のお笑いを変えていく担い手、若手芸人へは大きな期待を寄せる。
「いまの若い人たちは面白い。特にお気に入りはナイツにロケット団、小島よしお君。芥川賞までとったピースの又吉さんなんか芸人の誇りですね。
芸人は何をやってもいいと思う。制服を盗んじゃまずいけど(笑)。ただ、芸能界は運と縁とタイミングですから、努力が実らないことも多々あるものですが…」
崖っぷちタレントといわれつつ、68歳まで現役を続けられるのには、秘訣があると力説する。
「師匠の顔色を見てると、お客さんの反応がわかる。こういう駆け引きって大事なんですよ。僕は“現場芸人”って言葉が好きなんだけど、現場でいかにウケるかということが生き残る手段。
で、面白い芸があったらパクるんですよ。これ、パクリ多売って言ってね(笑)。親しき仲にも早いもん勝ち。継続は疲れるんだから、どんどんパクっていいのよ。いま、『ゲッツ!』に凝っててね。『ゲッツナハッ!』…どう、いいでしょ?」
(週刊FLASH 2016年3月29日、4月5日号)