
野田洋次郎
今年も、大晦日に放送される『NHK紅白歌合戦』の出場者が発表される時期が近づいてきた。予想合戦が繰り広げられるなか、注目を集めているのが “タトゥー論争” だ。
「YOASOBI・Ayaseさんやあいみょんさん、優里さんなど、人気アーティストでもタトゥーを公開することが増えてきましたが、日本ではまだまだ賛否ある文化です。
地上波出演時には長袖を着たり、シールを貼ったりして隠すことも多いのですが、局によってはタトゥーに対するスタンスが厳しいところもあります。ヒット曲連発のYOASOBIや優里さんが去年落選したことで、『紅白歌合戦』は、特にタトゥーを嫌がっているのではないかとの見方が強まっています。
Ayaseさんは両腕や指、首などに複数のタトゥーが入っており、優里さんも楽曲のイメージとは裏腹に、腕にがっつりタトゥーが入っているんです。そうした経緯があったため、今年の夏、あいみょんさんがタトゥーをSNSで公開した際、『紅白に出られるの?』という心配が相次ぎました」(芸能記者)
そんななか、10月11日には、人気ロックバンド「RADWIMPS」の20周年を記念した特別番組『RADWIMPS 20th YEAR SPECIAL』がNHKで放送された。この日、ボーカル・野田洋次郎はタンクトップを着用して歌唱にのぞんでいたが、二の腕にあるタトゥーをがっつり見せていた。
「RADWIMPSは、今年放送された連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌を担当しており、紅白出場の可能性は高いと予想されてきました。それでも、タトゥー全開で出演したとなると、タトゥーの有無は出場基準にあまり関係ないのではないか、という話が現実味を帯びてきます。
実際、2024年末の紅白では、タトゥーが入っていることで知られるB’zが、紅白初出場で熱いパフォーマンスを披露しましたし、過去には安室奈美恵さんも出場しました。
ただ、2002年に安室さんが紅白に出場したとき、左肩に入っているタトゥーが見えていたとNHKに抗議が寄せられ、翌年はタトゥーを隠したという噂もあります。
SNSでの議論は尽きませんが、『タトゥーありのタレントも出場はできる、ただ隠すのは必須』ということなのかもしれません」(同)
はたして「タトゥーアーティスト」は、紅白に出られるのか。