
国分太一
10月27日に日本テレビの福田博之社長が定例会見を行い、元TOKIOメンバーの国分太一が日弁連に人権救済を申し立てた件について「大変とまどっている」「一連の言動に不信感を感じざるを得ない現在のままでは、なかなか対話に応じることは難しい」などとコメントし、物議をかもしている。
これまでの流れをスポーツ紙記者が整理する。
「6月20日に日本テレビが緊急記者会見をおこない、国分さんに複数のコンプライアンス上の問題が認められたため『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)の降板を発表しました。これを受けて国分さんは芸能活動の無期限休止を発表。TOKIOは解散を表明するに至ります。しかし肝心のコンプライアンス違反の詳細については、被害者のプライバシー保護を理由に現在に至るまで公表されていません」
複数の報道で、国分のコンプライアンス違反の内容は、番組のスタッフ対するハラスメント行為だと報じられいてるが、はっきりとした真相はいまだ明らかにされていない。一方、国分は10月23日に日弁連に対し、人権救済を申し立てた。
「国分さんの代理人弁護士によれば、国分さんは6月18日に打ち合わせ名目で日本テレビに呼び出され、その場でコンプライアンス違反についてヒアリングを受けたそうです。身に覚えがある内容だったため肯定すると、その場で番組降板を告げられたとされています。代理人弁護士は一連の質問が“誘導的だった”と指摘し、日本テレビの強引な手続きを告発しました」(前出・同)
今回の社長会見は国分の“反撃”に不満を示した形だが、X上ではツッコミの声も相次いでいる。
《日テレは最低だなそんなに隠蔽したいなら鉄腕ダッシュも即刻打ち切るべき》
《国分vs日テレといい、中居vsフジといい、テレビ局絡みの「問題」は最後までクリアにならない事が殆ど本当にTVメディアは隠蔽体質だな》
《国分氏がどのような問題行動、コンプライアンス違反をしたのかが分からない限り、良い悪いの判断もつかないと思います》
こうした声が寄せられる理由を業界関係者が指摘する。
「日本テレビは『プライバシー保護』を理由に、現在に至るまで詳細を公開していません。肝心のこの部分が明らかにならない限り、本当に国分さんに問題があったのか、あるいはテレビ局側が強引に降板させたのか、何も知らない人には判断が付きかねません。国分さんは人権救済を申し立てていますので、このまま問題がウヤムヤというわけにはいかないでしょう」
しかし日テレも強硬だ。本誌の取材に対し日テレ関係者はこう怒りの言葉を口にしている。
「“ケンカ売っているのか”と思いましたよ。率直に言って、国分さんには怒りを覚えました。書面や対面などで連絡を取っていて、今後について協議を続けていた最中に突然、申し立てをおこなってくるなんて……。これからこの問題をどう処理するか詰めている最中なのに、あまりに仁義を欠いていますよ」
社長の言葉にはこうした同社の“怒り”が透けて見える形だ。はたしてどちらの言い分が正しいのか、真相が明らかになってほしいが……。
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