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「可哀想なひとたち」人気アイドルが一喝、フィンランド議員ら「つり目」問題…首相が“火消し謝罪”も「一線超えてる」幻滅の声

芸能 記事投稿日:2025.12.18 20:40 最終更新日:2025.12.18 20:40

「可哀想なひとたち」人気アイドルが一喝、フィンランド議員ら「つり目」問題…首相が“火消し謝罪”も「一線超えてる」幻滅の声

仮面女子の猪狩ともか(写真・本人のInstagramより)

 

 フィンランドの国会議員らによる「つり目ポーズ」問題。物議は世界中に広がっている。

 

「発端は、11月末にミスフィンランドに選ばれた女性がSNSにあげた写真です。『つり目』は、古くからアジア人を揶揄するジェスチャーとして使われてきており、近年では典型的なアジア人差別とみなされますが、彼女は『つり目』の表情とともに《中国人と一緒に食べる》の一文を添えてSNSに投稿。この投稿が物議を醸すと、『頭痛がしたため、こめかみをもんだ』などと釈明しましたが、主催者から11日に『ミス』の称号を剥奪され、結果的に謝罪に追い込まれました。

 

 彼女の称号剥奪の決定に『厳しすぎる』との批判もあがっていたなか、今度は、反移民政策を掲げる連立与党の『フィンランド人党(フィン党)』の所属議員3人が、女性を擁護するかのように『つり目』の写真や動画を相次いで投稿しました。同党の幹部は、女性の称号剥奪に対してSNSで『ユーモアを許さない「被害者意識文化」が人々を神経質にし、萎縮させている』と反発。同党の党首も『これは魔女狩りだ』などと議員らを支持する発言をしたことで、問題は拡大しました」(社会部記者)

 

 称号を剥奪された女性は、自身のSNSで《誰かを傷つけようとしたわけではない》として《私の行為によって傷ついた人たち、特にアジアの方々へ深く謝罪します》と謝罪したものの、この件が報じられると、X上では、

 

《大なり小なり欧米ではやってることなんだろうけど、フィンランドのこれは一線超えてると思うわ。》

 

《外務省から抗議すべき》

 

 など、批判の声が殺到していた。

 

「騒動が拡大するなか、アイドルグループ『仮面女子』の猪狩ともかさんは、15日にXを更新。この件を報じた記事を貼り付け、《これでアジアの人々を馬鹿にしている気分になっているんですね。 議員まで吊り目ポーズの写真をアップしていて本当に馬鹿馬鹿しいです》と切り出すと、《同じ人間なのに下に見てるという行為自体が自分自身の人としての価値を大きく下げていることに気づかない可哀想な人たちです》と、議員らの行為を糾弾しました。

 

 議員らによる“つり目ポーズ”投稿のニュースは中国や韓国でも報道され、抗議の声が広がったことを受け、17日、フィンランドのオルポ首相は、在日フィンランド大使館のSNSを通して声明を発表。『個々の国会議員による最近の侮辱的なソーシャルメディアの投稿に対して、心からおわび申し上げます』と謝罪の意を表明しました」(芸能ジャーナリスト)

 

 だが、納得できた人は少ないようだ。

 

「冷淡なコメントが多いですね。もちろん、フィンランドの人たちがみんなアジア人を差別しているわけではないでしょうが、これまで福祉国家として何度も“憧れの国”として取り上げられてきましたから、そのイメージとのギャップで好感度が一気に下がってしまいました。首相の謝罪も、まるで火消しのタイミング。観光業などに深刻な影響を与えかねません」(同前)

 

 人権先進国のこの有り様に、暗澹たる気持ちだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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