
『M-1』審査員を務めた中川家の礼二(写真・共同通信)
12月21日、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の決勝が放送された。放送後にはオープニングに関する意見も多数寄せられている。
「冬の風物詩ともなった今大会ですが、お笑いコンビ・たくろうが過去最多1万1521組の頂点に立ち、21代目王者の称号と優勝賞金1000万円を獲得しました。熾烈な戦いが今年も繰り広げられましたが、同時に注目されたのが、番組冒頭の演出でした」(スポーツ紙記者)
X上には
《オープニングの長さ(と大仰さ)をチクリと指摘できる中川家礼二さん、ありがたき存在。》
《ここ何年もオープニンからファーストラウンドにいくまでの45分以上ダラダラやって引っ張りすぎ!始まった当初みたいに2時間でやってくれー!》
《M1決勝始まったがどうせ30分ぐらいオープニングやってるでしょ》
など、番組開始から漫才開始までの長さに辟易する声も見受けられる。
「同大会では、オープニングで決勝までの出場者の様子などを放送するのがお決まりとなっています。回を追うごとにその長さも増え、今年は1組めのコンビ・ヤーレンズが舞台に立ち、漫才を披露するまでに30分以上経過。
審査員を務めるお笑いコンビ・中川家の中川礼二さんは、名前を呼ばれ審査員席に座るや否や『登場まで30分かかっているんですけど……なんとか“くっ”となるわけにはいかないですかね?』と、MCの今田耕司さんに指摘していましたね。オープニングが長いと思ったのは視聴者も同様だったようで、中川さんに賛同するような声も見受けられます」(芸能記者)
番組のオープニングが世間の関心を集めたのは今年が初めてでないとこの芸能記者は話す。
「昨年大会では、令和ロマンの2年連続優勝ということも評判になりました。一方、番組冒頭で大会創設者の元お笑いタレント・島田紳助さんの《いつまでもM1が夢の入り口でありますように》というコメントが写し出され、SNSでは賛否が渦巻きました。昨年は20回目という節目でもあり、制作陣は番組を盛り上げようとした結果だったと思われますが……。
もともと“感動路線”の強いいまの『M-1』の演出には賛否が渦巻くことも多く、紳助さんのコメントもこの流れでした。今年は昨年のような演出こそありませんでしたが、番組開始までの長さに辟易する視聴者も多かったことから、この路線の限界も見えてきているような気がします。
今年の大会の審査員を務めた後藤輝基さんも番組内で言及していましたが、昔の『M-1』はどこか殺伐とした空気が漂っていましたからね。“今のM-1はドラマチックすぎる”“当時のガチンコ感が欲しい”という視聴者も一定数いるようです」
話題になるということはそれだけ番組が注目されているという証拠。2026年はどのような仕掛けをしてくるのだろうか。
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