
朝ドラ『ばけばけ』で主演を務める髙石あかり
3月27日、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の最終回が放送された。
回想録執筆のため、トキ(髙石あかり)は丈(杉田雷麟)にヘブン(トミー・バストウ)と過ごした日々を語る。自分がヘブンの人生を台なしにしたのではないかと悔やんでいたトキだが、次第に、たあいもなくただただ楽しかったさまざまなできごとを思い出す。すると、泣いているトキの手に蚊が止まる。生前、ヘブンは「生まれ変わったら蚊になりたい」と言っていたのだ。
そして「『KWAIDAN』は二人の死後 世界中で大ベストセラーになった」「トキが語った言葉は『思ひ出の記』という一冊の本になった」というテロップが。2人の息子が『思ひ出の記』を開くと、主題歌『笑ったり転んだり』が流れ、これまでの名場面が次々と映し出された。
感動的なエンディングを迎えた『ばけばけ』だが、視聴者の間では残念なこともあった。8時15分、選抜高校野球大会の中継が始まったが、高校野球がある間は『あさイチ』の生放送がなく、“朝ドラ受け”もないのだ。
だが、この日は違った。
画面に、甲子園球場のスタンドから見える朝の街の風景が映し出されると、「昨日まではトキがずっと悲しい表情をしていたので、これはあと1話で終われるのかなと思っていましたけれども、最後にトキとヘブンの最高の笑顔が見られました」と、実況を務める横山哲也アナウンサーが、“朝ドラ受け”を始めたのだ。さらに、こう続けた。
「写真を次々と切り替えていくオープニングの映像が、放送の序盤からずっと印象的でしたけれども、『そういうことだったのか』ということを思わせるような演出もありました。笑ったり、転んだり、日々、生活していますといろいろなことがありますけれども、その何気ないことが、振り返ると本当にいとおしく、すばらしいものだと気づかせてもらいました」
半年の放送を振り返り、そして最後は「連続テレビ小説『ばけばけ』、今日、最終回となりました。今年の選抜高校野球もクライマックスが近づいてきています。この後も、球児たちのナイスゲーム、ネガイマス」と“ヘブン節”で締めくくり、高校野球の実況に。
この、流れるような“受け”に、SNSでは「ありがとう、スバラシイ」「甲子園の朝ドラ受けありがとう」などの声があふれ、「朝ドラ受け」がトレンド1位になる事態となった。
「『あさイチ』の朝ドラ受けは、多くの人が朝ドラとセットで楽しみにしています。それだけに、春の選抜高校野球の実況で朝ドラ受けがなくなってしまうことを、最終回の前から残念がるファンも多くいました。こうした視聴者にとっては、今回のサプライズは感動ものだったでしょう」(芸能担当記者)
この日、朝ドラ受けをおこなった横山アナウンサーは、2004年入局で『あさイチ』の鈴木奈穂子アナと同期になる。『ばけばけ』の舞台となった島根県の松江放送局に勤務していた経験もあり、思い入れも深かったのかもしれない。
来年もスバラシイ“朝ドラ受け”ネガイマス。
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