
平野レミ
9月21日放送の『平野レミの早わざレシピ!2026秋』(NHK)に、右腕に包帯を巻いている状態で、料理愛好家の平野レミさんが出演。粉砕骨折をしたと明かしていました。
レミさんは「今日は敬老の日ということで、お年寄りは絶対に転ばないように早くけいろう(敬老)ってメッセージを用意していたんですけど、なんとその私自身が、見てください。ポッキリやっちゃいました」と報告。しかし、ケガにもめげる様子はありません。
「今回もおいしいレシピを考えたから、みんなに紹介して食べてもらいたいの」と元気に宣言すると、わずか69分の生放送内で見事に13品ものレシピを作り上げました。
レシピは『時短簡単うまさ満タンはさみ焼き』『トマトの皮ったふりかけ』『干し野菜のおも白あえ・10分漬け』『華麗な4分チンドリア』『ウソつきタピオカ』といった名前。そのレシピ名の中には「料理を楽しく、短時間で、簡単に」といったレミさんの思いが詰まっているように感じました。
ドリアをオーブンではなく電子レンジに換えてわずか4分に縮める工夫、わらび餅で代用したタピオカなど、アイデアの引き出しの多さに驚かされるばかりです。
筆者は以前、毎日を楽しくする、一人分の自炊ごはんの極意をレミさんにお聞きしています。自炊の魅力について、レミさんはこう語っていました。
「早くできる、調味料も少ない、材料も少ない、でも美味しい。自分でお料理作って自信がつくとね、よその料理なんて食べられなくなる。お茶一杯だって自分で急須に葉っぱ入れて熱湯を注いでいれたお茶と、買ってきたお茶では全然違うし。その幸せ感を知っちゃったらね、自炊が最高に思える」
手軽に作れる自炊レシピの例としてあげてくれたのは。
「エノキ料理。エノキの堅いところを取っちゃってね。フライパンにバターひいてエノキを広げてべたっと焼くの。それでポン酢つけて食べたらすごくうまい! それぐらい簡単なのでも料理になるの」
アイデアが光る代用レシピの話では、こんなエピソードも明かしてくれました。
「北京ダックじゃなくて『北京豚』。北京ダックって皮を食べるじゃない。その皮の代わりを豚バラでやるの。北京ダックの何が美味しいかというとソースの味なのよ。そのソースを私がいろんなものを入れて作ったんだけど、湯がいた豚バラに私のソースをつけて食べると美味しいのよ。
北京ダックを包む白い皮はカオヤーピンていうんだけど、北京豚は春巻きの皮でやるの。今から30年ぐらい前にカオヤーピンなんてそのへんに売ってないし、『春巻きの皮でできないかな』と思って。
それで春巻き屋さんの工場に『春巻きの皮って生で食べられますか』って電話したら『生で食べられます』って。『ほんと⁉ 嬉しい!』ってなって。それから私は春巻きの皮で代用してどんどんやるようになって。そしたら今、シェフたちがマネしてさ、みんなやってるよ。
春巻きの皮はカオヤーピンの味にそっくりよ。豚じゃなくて鳥でもやったりするんだけど、そのときは北京ダックじゃなくてチキンだから『ペテンダック』って名前にした(笑)」
やはりレミさんのレシピには「楽しく、短時間で、簡単に」といった思いがたくさん詰まっています。
高齢での骨折となれば、本来なら痛々しく周囲を心配させてしまうところ。しかし、明るく元気いっぱいのレミさんを見ていると、微塵もそんなことを感じさせません。いつもキッチンから笑顔を届けてくれるレミさんのパワフルな姿に、元気をいただいています。ごちそうさまでした。
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