
膳場貴子
10月25日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、司会の膳場貴子アナウンサーが日本で暴動が起きる可能性に言及した。海外の混乱を日本に引きつけて考える文脈だったが、その言葉選びに疑問の声が向けられている。
番組では、フランスでの抗議活動の一部が暴徒化し、略奪や放火に発展したことを紹介。膳場は、日本にも共通する問題があるとして、評論家の寺島実郎氏に意見を求めた。寺島氏が各国の政府債務残高のGDP比などを挙げ、日本の財政や経済について議論する必要性を指摘すると、膳場は「数字だけ聞いていると、日本で暴動が起きていてもおかしくないような状況にも聞こえてきます」と持論を述べた。
「物価高や生活への不満は、日本でも喫緊の課題です。ただ、政府債務の数字を比べるだけで暴動が起こる可能性までは説明できません。抗議活動が始まった経緯や参加者の要求、一部が暴徒化した事情などを個別的に検証するべきです。生活が苦しいという共通点から“暴動”に話を進めるのは、飛躍していると捉えられてもおかしくないでしょう」(社会部記者)
こうした発言にXでも疑問の声が寄せられた。
《メディアが暴動を煽る行為は如何なものかと思う》
《偏向報道に虫唾が走るわ》
《根拠もなく暴動煽るような発言を公共の電波を使って垂れ流すのは許されることではない》
膳場は、東京大学医学部健康科学・看護学科を卒業後、NHKを経て報道番組でキャリアを重ねてきた。落ち着いた語り口が印象的だが、踏み込んだ発言が過去にも物議を醸している。
2024年7月14日、同番組は、当時、米大統領候補だったドナルド・トランプ氏が、演説中に銃撃された事件を速報。膳場は選挙を暴力で妨害する行為を非難したうえで、選挙戦への影響についてコメンテーターとやり取りした。
「元外務事務次官の藪中三十二氏が、拳を掲げたトランプ氏の姿について、選挙戦で有利に働く可能性を指摘すると、膳場さんは『プラスのアピールにもなりかねない』と応じました。たしかに、銃撃事件が選挙に与える影響を分析することはメディアの役割です。ただ、『プラスのアピールにもなりかねない』という表現は、有利になることを好ましく思っていないように響きます。今回の“暴動”も、危機感を伝えようとしたのでしょうが、そのニュアンスが反発を招いてしまったようです」(前出・同)
「暴動」という強い言葉を使うなら、一層丁寧な説明が必要だったようだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







