
恵俊彰(写真・時事通信)
10月7日放送の『ひるおび』(TBS系)で、MCのホンジャマカ・恵俊彰さんが、ひるおび出演者の家事分担比率を公開していました。
高橋ユウさんの家事分担割合は『妻8割・夫2割』。平日は10時間ぐらい家事・子育てに費すそう。関根麻里さんは『気づいた方がおこなう』。家事に気づく割合は高橋さんと同じぐらい。八代英輝さんは『妻7割・夫3割』。八代さんがやっている家事の内訳は『皿洗い・洗濯物を畳む・掃除』ですが、なかでも洗濯物を畳むことに関しては「僕はかなり丁寧なほうだと思います。そのままお店に並べられるくらい」と自信をのぞかせました。
最後に紹介された恵さんは『妻99%・夫1%』。共演者から「THE昭和」とツッコまれた恵さんは深々と頭をさげ「本当にすいません。これからは勝男と呼んでください」と、10月7日スタートのドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)の主演・竹内涼真さん演じる “亭主関白“ 男・勝男にかけて謝罪し、スタジオの笑いを誘っていました。
恵さんがやっているのは『トイレ掃除・風呂掃除』。家事の割合が極端に少ない理由は、「どうしていいのかわからないんです」と悩みを打ち明けていました。
筆者は以前、恵さんに家庭内のお話を伺っています。
恵さんが奥様と同棲していた若手芸人時代の家事分担比率は、今よりもひどいものでした。
「昔は当たり前のように、僕はなにもしないわけ……飯も作れない、掃除もできない、洗濯もいっさいしない。まったく偉そうなヒモなわけですよ」
現在の恵さんは4人の子を持つ父親です。子供が生まれてから変化が現れたと言います。
「3人目が生まれたときぐらいに、奥さんが子供の学校のこともあるし家事もあるし、(恵さんに)協力してもらわないとなにもできない日があって、青天の霹靂みたいな状態で。それに僕はまったく気がついてなかったんですよ。
そのときに、長い間付き合ってますが、はじめて怒られました。それで『やれることはなんだろう』と思って。『風呂掃除、トイレ掃除、これは最低やろう』と。子育ての最中は僕はおむつ替えすらできなかったですから。一回やったらうんちが背中に流れるは、びちょびちょになるはで、『俺は向いてない』ってなって」
おむつ交換はうまくいきませんでしたが、子供の教育には熱心でした。
「『ひるおび』終わりで仕事がないときは、子供が習い事でサッカーや空手をやっているので見に行って、終わったらピックアップして家に帰ります。
子供の教育で心がけていることは、とにかく無理強いしない。子供っていうことを聞かないし、親が思ったようにはいかないじゃないですか。
だから、子供を楽しませながら、盛り上げながら、物事を嫌いにならないように。スポーツの習い事でも勝ちにいくというより、長く楽しませるほうがいいと気づいたんです。
ものすごく我慢が必要ですけど、叱るときはできるだけ穏やかに話すように努めています。『なんでそんなことをするんだ!』じゃなくて『どうした? なんか嫌なことあったの?』とか話を聞いてあげるようにしています。
それがどんなにわがままなことであっても、会話して親が向き合って、あきらめないで子供を応援するのが一番いいんじゃないかなと思っています」
4人のお子さんたちはすくすくと成長し、現在は1番下のお子さんが12歳、1番上が28歳。3人目の子供が生まれたときに『これは最低やろう』と誓った風呂掃除、トイレ掃除はお子さんが成長し、手があまりかからなくなってきた今でも続けられてるようです。