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松本穂香「日常の中に」
グラビアFLASH編集部
記事投稿日:2020.10.13 06:00 最終更新日:2020.10.13 06:00
10月16日公開される角川春樹最後の監督映画『みをつくし料理帖』で主演の松本穂香が1年ぶりにFLASHで表紙を飾った。料理人という役柄から、撮影前にプロの料理人に料理のいろはを学び、練習を重ね挑んだ今作。
「実際に劇中で使う包丁で、野菜の切り方や剥き方を教わったんですが、音楽を奏でるようにリズムが大事なんです。
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包丁を家に持ち帰り、野菜を切る練習をしましたが、大根の桂剥きはかなり苦労しました。
今は便利な道具がたくさんありますが、江戸時代に使用していた包丁はとても難しく、均等に切ることがこんなにも大変とは思わなくて。
力の入れ方にもコツがあり、何度か指を切るなんてこともありました。
茶碗蒸しが劇中に出てくるんですが、出汁をとるのがポイントで鰹節を小刀で削り、昆布と合わせて作るんです。
和食って手間がかかっているんだと初めて分かった気がします。
母にも私が作った茶碗蒸しを食べてもらいましたが、『食』というのは、作る人、食べる人はもちろん、素材を作ってくれる人がいて、目には見えないけれど、人と人のつながりを改めて感じ、そして感謝をすることを学んだと思います。
練習に使った野菜で炒めものを作ったんですが、量が多かったのでなかなか減らずに食べるのも苦労しました(笑)」
今回、誌面では「どこか懐かしい、そんな日常の中に」をテーマに撮影に挑んだ。写真家・東京祐氏とはWeb Magazine「人色」以来2度めとなる。
まつもとほのか
23歳 ‘97年2月5日生まれ T162 大阪府出身 ‘15年主演短編映画『MY NAME』で俳優デビュー。連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)、『この世界の片隅に』(TBS)をはじめ、映画、ドラマ、CM、MVなど幅広く出演。10月16日に主演映画『みをつくし料理帖』(東映)が公開。劇場アニメ『君は彼方』は11月27日公開予定。そのほか最新情報はTwitter(@matsuhonon)にて
写真・東 京祐