「福島美少女図鑑」でデビューし、現在『雪女と蟹を食う』『高良くんと天城くん』と2作のドラマに出演。女優として活動の幅を広げる坂口風詩が、3年ぶりの登場で演技に対する熱い思いを語った。
― もともと芸能界に興味があったんですか?
いえ、ありませんでした。出身が福島なのですが、そこで「福島美少女図鑑」というフリーペーパーで活動していました。そこのプロデューサーさんにすすめられて、お世話になっていたので最初は恩返しの気持ちで始めました。まわりに芸能のお仕事をしている人がいない環境だったので、遠い世界の話だと思っていましたね。
― 現在活動を続けているのも、その恩返しの気持ちからですか?
もちろんその気持ちもありますが、今は「このお仕事しかできない」と思っています。特に演技のお仕事をしているときが生きているなかでいちばん楽しくて。自分でも自分がどういう人間かわからないので、役を与えてもらえて、目に見えないものを形にしていくことにやりがいを感じています。
― それは女優さんに向いていますね。現在『雪女と蟹を食う』『高良くんと天城くん』と、2作ドラマに出演されているんですよね。
はい、どちらもまったく違うタイプのキャラクターだったので演じるのに苦労しましたが、今までやったことのない役をもらえて貴重な経験になりました。こうやって現場を積み重ねて、ほかの女優さんと比べられない、「坂口風詩」という唯一無二の存在になりたいなと思っています。