ミスFLASH2021・益田アンナが振り返る「コンテストと虫垂炎の思い出」

 

「グランプリになって行った宮古島でのロケ撮影は、ちょうど私が体をめちゃくちゃ鍛えていた時期でした。撮影の合間に筋トレしたりして、ご飯とかも節制して。もう撮影は終わり、ってなったときに食べた宮古島のご飯が、本当においしくて。忘れられないです」

 

　ミスFLASH2021グランプリの益田アンナは、コンテストを懐かしそうにそう振り返る。
「私、ミスFLASHのファーストステージのいちばん最後の時期に、急性虫垂炎になったんですよ。そのときは『終わったなあ』って思ってました。病室でひとりで、『せっかくミスFLASHにエントリーしたのに、何もできずに終わってしまうのか』って。その私が弱ってるときに、ファンのみんながめちゃくちゃ応援してくれて。今考えても鳥肌が立ちます。それがあったから、最後まであきらめずに頑張れました」

 

　グランプリ受賞後、2022年には『日本レースクイーン大賞』に選ばれるなど、モデル・グラビアアイドルとして活躍してきた。このたび1st写真集『Fragments of glow』を発売。撮影した写真家のi-dee氏は益田が指名。セルフプロデュースの力作だ。ここでは、その中からアザーカットも含め公開する。

 

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「芸能のお仕事を始めての目標というか、写真集を出したいというのが夢だったんで、急に実現することになって実感がわかなかったです。でも10年頑張ってきてよかったなって思いました。撮影は冬の軽井沢、館山、都内の3カ所で行いました。セクシーなカットも多いんですけど、ただセクシーなだけじゃなくて、一つの写真に風だったり、動きだったり、自然な表情だったり、いろいろなものが詰まっています」

 

「撮影のハプニングですか？　水を飲んでいる写真があるんですけど、いい写真を撮るために何回も何回も水を飲んで、途中でお腹がぽちゃんぽちゃんになっちゃって（笑）。もうお腹いっぱい。あとけっこう日が落ちてきたときに、頭から水をかぶる撮影をして。ぬるま湯にしてもらったんですけど、だんだん冷えてきて。最後は普通に寒い中、水をかぶっていました」

 

30歳になり、いろいろなことに挑戦していこうと思うようになった。
「20代の前半から、やりたいことができていなかったことが多いなっていう反省があったんです。3年前にやってたことを続けてたら、いろいろなことが身についていたんだな、とか気が付いて。今はなるべく、時間を無駄にしないように、ちょっとでもやりたいことは全部やっていこうと」

 

「それで、バイクの大型免許を取るため教習所に通っています。昔から海に行くたびに、海の風を浴びながらバイクで走ったらめっちゃ気持ちいんだろうなあって思っていて。海風を浴びたい。今は毎日、免許が取れたらどのバイクに乗るか悩んでいます。最終的には、ハーレーに乗りたいですね」

 

ほかにも、やりたいことがある。
「一人旅にはまっています。サンライズ出雲に乗って島根県に行ったり、カニを食べに福井県に行ったりしました。一人旅は自分と向き合う時間ができたり、新しい発見があったり、もういいこと尽くしですね。日本酒が大好きなので、次は酒蔵とか行きたいです。あとはピラティスを去年からやっていて、インストラクターの資格を取りたいです。ピラティスは体のバランスを整えてくれて、女性らしいしなやかなラインの中にも体幹のある身体になるんで、グラビアをやるにもいいことづくめなんです。勉強中ですが、難しいですね」

 

　好奇心が次から次へと止まらないようだ。
「自分の趣味が仕事につながるといいな、というのを言い続けてきたんですけれど、これからも変わらず、趣味である日本酒につながるお仕事だったり、動物にまつわるお仕事だったり、旅に関係するお仕事だったり、やっていきたいな」
と語る瞳は輝いていた。

 

＜プロフィール＞
ますだあんな　1994 年10 月16 日生まれ　大阪府出身T165・ B79W58H87
2014 年に大阪でモデルとしてデビュー。2017 年にレースクイーンユニット「Pacific Fairies」で活躍したのち、ぶんか社のファッション誌『JELLY』専属モデルに。「ミスFLASH2021」グランプリ、「レースクイーン大賞2022」を受賞。2024 年に続き、RISE のラウンドガール「R-1SE Force 2025」でも活躍中。

 

写真◎i-dee（Hideaki Araoka）