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STU48甲斐心愛、新センターとして照らすグループの未来~「おとうと」と呼ばれた元気少女が「太陽」になるまで~

アイドル 記事投稿日:2026.06.16 18:00 最終更新日:2026.06.16 18:00

STU48甲斐心愛、新センターとして照らすグループの未来~「おとうと」と呼ばれた元気少女が「太陽」になるまで~

甲斐心愛

 

 7月1日に2nd写真集『おかえり太陽』を発売するSTU48・甲斐心愛。デビュー当時の懐かしい記憶からマレーシア・KLP48への移籍、そして、今春の復帰と新センター抜擢まで、ターニングポイントを振り返りながら、写真集の舞台裏と未来への想いを聞いた。

 

■瀬戸内の「おとうと」?

 

 甲斐心愛がSTU48の1期生としてデビューしたのは、2017年3月のことだ。

 

 広島出身のあどけない13歳の少女だった。まだアイドルの卵だった彼女はひたすらパフォーマンスのスキルを磨いていた。

 

「イベントの予定が特にない時でも、とにかく学校が終わったら自主練に行って、鏡の前で踊る。そんな生活でした。ステージで歌うことはもちろんですが、写真を撮ってもらうこともですし、テレビやラジオに出演することも、とにかくアイドルが好きじゃけえ、いろいろお仕事でやれることが楽しかったです」

 

 1期生の中では年少組のメンバーだった彼女は、同期のメンバーたち、たとえば年長組のメンバーからはどう思われていたのだろう。当時の関係を尋ねると楽しそうな答えが返ってきた。

 

「私は年下組のメンバーだったので『おとうと、おとうと』と言われていました。『妹』ではなく(笑)。

 

 同い年は、マリーナ、愛弓、ひとつ下にありちゃんとのんちゃんがいましたが、年下という扱いには変わりないです。

 

 印象に残っていることは、(薮下)楓に『オーディションの時、誰かのおとうとが紛れ込んでいると思った』と言われたことを覚えています(笑)」

 

 たしかに、1期生の2次審査の頃の写真やデビュー間もない頃のプロフィール写真を改めて見ると、可愛さと同時にボーイッシュな魅力がある。そんな愛されキャラクターな彼女だが、気づけばアイドル生活10年目を迎える。当時はどんな未来を思い描いていたのだろうか。

 

「アイドルは『高校卒業までかな』と思っていました。それでも、まだ5年ぐらいあったけえ、ある程度長くやること自体は考えていたんですが、さすがにそのころは、10年やるとは思っていなかったです」

 

 1年目の活動の中では「ステージに立つ仕事」が印象に残っているそうだ。ここまでの歳月は、彼女の心とパフォーマンスに確かな変化をもたらしていた。

 

「デビューしたころは緊張していたのですが、最近ではステージでも割と冷静にパフォーマンスができるようになったんです。ステージからファンの皆さんの顔をしっかり見ながら踊れます。

 

 東京・Kanadevia Hallでの9周年コンサートでは、ステージと客席の距離も近くて、本当に皆さんの顔がよく見えました。」

 

 笑顔で語る彼女のターニングポイントは、2024年に訪れる。

 

■マレーシアで感じた「パフォーマンスは世界共通」

 

 2024年元旦。

 

 マレーシアのクアラルンプールにKLP48が発足する。

 

 そして、2024年3月18日。STU48の公式サイトで甲斐心愛のKLP48への移籍が発表される。ちょうど、アイドル生活7年目から8年目へ向かおうとしていた時のことだった。

 

 そして、6月1日、KLP48へ完全移籍し、KLP48の1期生となる。

 

 そこから彼女は、KLP48として活動していく。2026年2月28日まで活動し、3月1日にSTU48へ復帰する。

 

 この1年と8か月の中で、甲斐心愛は何を感じたのだろうか。

 

「『パフォーマンスは世界共通なのだな』ということです」

 

 デビューしていた頃から磨いていたパフォーマンスは、海を越えても伝わった。そして、伝えるということでは、日本語だけでなく、マレー語や英語にもステージで挑戦した。そこには意外なヒントがあったそうだ。

 

「ファンの方はご存知だと思いますが私、広島カープファンなんです。カープの外国人選手が、ヒーローインタビューの時に日本語で話してくれると、めっちゃ盛り上がるじゃないですか。あれを見て、私もなるべく現地の言葉を使って話してみよう、と思ったんです。

 

 ちなみに、カープの歴代の外国人選手の中では、キラ・カアイフエ選手が好きです。めっちゃカッコ良かったですよね!」

 

 自分が応援する側として受け取った感動を、今度は発信する側のヒントとして取り入れる。このセンスと吸収力も彼女の魅力の1つだ。

 

■タイで出会った「大人の甲斐心愛」

 

 2026年4月5日、2nd写真集発売が発表される。

 

 2nd写真集のロケは、タイのプーケットとバンコクで行われた。

 

「ロケで特に印象に残っているのは、街ブラです。散策が楽しかったです。(写真集の写真を見せてくれながら)見ていただけるとわかるのですが、散策の途中でブレスレットや髪飾りを買ってもらって、写真集の中でもどんどん衣装が変わっていくんです」

 

 2nd写真集である『おかえり太陽』は、前作『心の空』と同じスタッフ陣で臨んだそうだ。リラックスした雰囲気が写真からも伝わってくる。

 

「1st写真集では、大胆な露出に挑戦しました。同じように2nd写真集でも露出に挑戦しました。前作よりも大人になっている分、ファンの人たちも『心愛が肌みせとる!』とか茶化せないくらい、ドキドキした写真が撮れているかなと思います」

 

 そんなドキドキした写真が溢れた2nd写真集の先行カットを見た家族の反応はどうだったのだろう?

 

「実は家族に2nd写真集の話を直前までしていなかったんです。ロケの直前に伝えたら、お母さんは『写真集出すんじゃ、おめでとう』と言ってくれました。写真に関しては今より髪が長かったけえ、『写真集になると雰囲気が変わるもんじゃね。タイにも行けて、ラッキーだったね』とも。お父さんは(恥ずかしかったのか)『さすがに買えんわ。けど『知り合いには買ってもらう』と言っていました(笑)」

 

■瀬戸内を照らす「太陽」へ

 

 2026年5月30日。

 

 STU48の9周年コンサートで9月16日にリリースされる14枚目のシングルの選抜が発表された。

 

 新センターは、甲斐心愛だった。
「びっくりしました。本当に事前に何も聞かされないんだな、ということを実感しました。自分がセンターになるというのは、本当に想像がつきませんでしたが、とにかく明るくやっていきたいです」

 

 翌日の5月31日に行われた同期の石田千穂卒業コンサートでは、卒業したOGのメンバーたちも参加した。

 

「『心愛センター!すごいじゃん!!』って言ってもらいました。とろぶ(土路生優里)とか(石田)みなみが声をかけてくれました(笑)」

 

 かつて、「おとうと」と呼ばれていた元気な少女は、気づけばグループを引っ張るセンターに成長していた。

 

 今回のシングル選抜では、後輩たちの初選抜もあった。

 

「初選抜組では、3期生の森末妃奈に注目してほしいです。

 

 妃奈は『私選抜入りたいんですよ!』と話していて、そう断言できるのは素敵だなと思っています。選抜に入るという目標は簡単ではないですし、だからこそ、選抜は目指すべき場所であると思っています。

 

 それから、濱田響は9周年コンサートの時に、近くで踊る機会が多くて、『次は選抜入ろうね!』と話していたので、発表の後はグータッチして喜びました。

 

 選抜だけでなくグループとして、もっともっと期ごとの垣根を越えていけたらいいなと思っています。そこはセンターだから、と言うより、1期生としても意識していければと考えています」

 

 今、STU48に残っている1期生は、全員強烈な個性がある。

 

 アイドルやロックバンドが集まり、それぞれのファンの音楽的出会いがある「フクフェス」を主宰し、発信力や企画力に優れた福田朱里。大使・アンバサダーの数が48グループトップであり、抜群のパフォーマンス力を誇る兵頭葵。そして、自身のラジオ番組が5年以上も続いている実力者であり、公式ブログの文章もユニークな谷口茉妃菜。それぞれが自分の「武器」を持っている。

 

 甲斐心愛が考える自分の「武器」は何だろう。

 

「うーん、バラエティですかね。この間、初めて『土曜はナニする!?』(カンテレ・フジテレビ系)に出演させていただいたんですけど、とにかく緊張しました。でも、ゆきりんさん(柏木由紀)が一緒で、心強かったです。

 

 出演したい番組は、『世界の果てまでイッテQ!』です!出川ガールになって、マレーシアに凱旋したい(笑)。あとは『YOUは何しに日本へ?』です。おばあちゃんが大好きな番組なので、出演できたら喜んでもらえるかなと思っています」

 

 新センターとして、これからプロモーションの関係でバラエティ番組に出演する機会も増えていくだろう。その度に甲斐心愛の「武器」が磨かれていくに違いない。

 

 バラエティだけではない。彼女が歩んできたキャリアは、国内だけでなく海外のファンも育てている。それも彼女のアイドルとしての立派な「武器」になるはずだ。

 

「マレーシアに行ったからこそ出会えたファンの方もたくさんいます。実際、マレーシアから日本までライブを観にきてくださった方がいたんです!しかも、広島に!嬉しいですよね。そんなご縁を忘れずに、大事にしていきたいです。いつか、もっともっと多くの皆さんに遊びにきて欲しいです!

 

 グループとしては、やっぱり歌番組に出たいです!『?ステ』にもぜひ!あとは私自身もSNSで積極的に発信していって、バズることができればいいなと思っています」

 

 甲斐心愛がセンターになることで、マレーシアをはじめとした海外のファンがSTU48に触れる機会がこれまで以上に増えていくだろう。そして、彼女をきっかけに他のSTU48メンバーたちにも魅了されていくはずだ。一方、国内でも歌番組やバラエティ番組の出演、SNSでの発信による知名度アップを目指す。国境を越えた双方向からの知名度獲得に成功すれば、STU48の可能性はさらに広がるに違いない。

 

 「おとうと」と呼ばれていた元気な少女の笑顔は、9年のアイドル人生を送ることで輝きを増し、「太陽」のように眩しくなった。

 

 甲斐心愛という「太陽」の光が、STU48の未来を明るく照らしていく。

 

かいここあ
22歳 2003年11月28日生まれ。広島県出身。趣味はカープ観戦とオンライン英会話。2017年STU48の1期生としてデビュー。2024年KLP48に移籍。2026年2月28日にKLP48としての活動を終了し、同年3月1日からSTU48に復帰。9月16日発売の14枚目のシングルではセンターを務める。そのほか最新情報は、公式X(@k_cocoa1128)、公式Instagram(@k_cocoa1128)にて

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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