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勘違いだらけの「体にいい食品」はちみつは糖分が多すぎる
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.05.12 16:00 最終更新日:2020.05.12 16:00
「健康」をうたう食品を、全面的に信用していいのだろうか? 新潟大学名誉教授の岡田正彦氏に、「体にいいもの」の意外な側面を解説してもらった。今回は「はちみつ」だ。
天然の甘さを持つ食品として、健康的なイメージのある、はちみつ。
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「あくまで “神話”。なにより、糖分が多すぎます。なかには、さらに甘く感じるように、砂糖などを加えて調整されているものもあります」
生はちみつに含まれているミツバチの分泌物に、アレルギー反応を示す人もいる。また、1歳未満の乳児は、はちみつによって「乳児ボツリヌス症」を発症し、命を落とすこともある。
「ボツリヌス菌」自体は、土の中に多くいる微生物だが、乳児は腸内の環境が整っていないため、菌が腸内で増殖し、毒素を出してしまうのだ。加熱されても「芽胞」という形をとって生き残るため、はちみつ入りのお菓子なども要注意だ。
(週刊FLASH 2020年3月17日号)