47都道府県「おらが村の偉人伝」愛知県・滋野清武

　コロナ対策で、いまだ里帰りがしづらい今日このごろ……「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。あなたは、出身地の傑物をご存知ですか？　そこで本誌は、47都道府県にまつわる「おらが村の偉人伝」をお届けします。今回は、愛知県。

【愛知県】滋野清武

　滋野清武は、明治時代の華族だが、「フランス軍の航空隊に入隊し戦い、勲章をもらった」という特異な経歴の持ち主である。

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　滋野清彦男爵の三男として1882年に名古屋市で生まれた清武は、夫人を亡くしたことをきっかけに1910年にフランスに渡り、同地の飛行学校で学んだ。

　1914年に第一次大戦が勃発すると、フランス陸軍航空隊に志願し、飛行大尉として活躍。「バロン」と呼ばれてフランス人からも敬愛され、また戦場での功績によりレジオン・ドヌール勲章を受勲している。

写真・朝日新聞

（週刊FLASH　2020年5月26日号）