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いま熱い「駅そば」のおしゃれ店/東急・しぶそば

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.28 11:00 最終更新日:2020.07.28 11:00

いま熱い「駅そば」のおしゃれ店/東急・しぶそば

「しぶそば」の冷やしかき揚げそば

 

 駅ナカの発達、ファストフード店やコンビニエンスストアの増加……旧態依然では、運営が難しくなっている駅そばチェーン店は無機質で、没個性で、つまらない。そんな誤解は、これからお見せするなかの一杯でも食べれば、消えてなくなるはず。情熱と創意工夫に満ちた「個性派チェーン」を、ご紹介!

 

 

 女性客など、従来はあまり駅そばを利用してこなかった客層を掘り起こそうとする“おしゃれ路線”の動きも活発になっている。

 

 その最先端が、東急系の「しぶそば」だ。曲線を多く用いた店舗デザインや暖色系の照明から、さりげなく卓上に置かれた一輪挿しや壁に掛かった絵画まで、“サラリーマンのオアシス” という従来のイメージを完全に払拭している。

 

 そして、2020年3月にオープンした綱島店には2階席があり、なんと、掘りごたつスタイルの小上がりまで用意されている。靴を脱いで食べる駅そばは、大都市の店舗としては史上初ではないだろうか。

 

「いまは自粛していますが、夜の営業時間帯で、30分1000円(税込み)の生ビール飲み放題も始める予定です」(東急グルメフロント企画開発部・大橋智洋さん)

 

 生そばを使うことで人気を集め、店舗数がうなぎのぼりのJR系列の「いろり庵きらく」も、“おしゃれ路線” だ。同店ではハード面の改革だけでなく、従業員の接客意識も高まっているように感じる。その効果もあってか、特に郊外の店舗では、女性や年配の利用客で賑わっている。

 

「しぶそば 綱島店」の内装は、まるで高級店!

 

●しぶそば(東急)
・実食店舗/綱島店(東京急行電鉄東横線綱島駅改札外)
・店データ/
 東急沿線のチェーンで、路線イメージのとおり、おしゃれな内外観で女性人気が高い。丁寧な盛りつけや、季節ごとに麺の太さを変えるなど、繊細な工夫も光る。
・これが美味い!/冷やしかき揚げそば(440円)
 店内で揚げるかき揚げは、サイズが大きく食べごたえ抜群。油が軽く、女性でもペロリで、大きくても胸焼けしない。季節に応じて使用する食材が変化するので、食べ続けても飽きがこない。

 

取材&文・鈴木弘毅
道の駅、日帰り温泉なども研究。最新刊は『台湾 “駅弁&駅麺” 食べつくし紀行』(イカロス出版)

 

※価格は取材店舗のもので、すべて税込みです

 

(週刊FLASH 2020年7月14日号)

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