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47都道府県「おらが村の女偉人伝」埼玉県・荻野吟子/初の女性医師は性病がきっかけ

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2020.12.11 16:00 最終更新日:2020.12.11 16:00

47都道府県「おらが村の女偉人伝」埼玉県・荻野吟子/初の女性医師は性病がきっかけ

 

 新型コロナウイルスの感染拡大で、年末も里帰りがしづらい状況に。「郷土愛」は、かつてないほど高まっているはず。ところで、その故郷が生んだ女傑をご存知ですか? そこで本誌が、47都道府県にまつわる「おらが村の女偉人伝」をお届け。今回は、埼玉県

 

 

【埼玉県】荻野吟子

 

 日本で初めて国家資格を持った女性医師となったのが、荻野吟子だ。1851年に武蔵国幡羅郡俵瀬村(現在の埼玉県熊谷市俵瀬)に生まれた荻野は、幼いころから勉強好きだったが、16歳で結婚する。だが、夫に淋病をうつされ生死の境をさまよったことから、女性医師の必要性を痛感し、医師となる決意をした。

 

 その後、離婚して懸命に学び、1885年に34歳で医術開業試験に合格。荻野の生涯は、渡辺淳一の小説『花埋み』にも描かれ、『一粒の麦』(山田火砂子監督)という映画にもなった。

 


写真・朝日新聞

 

(週刊FLASH 2020年11月24日号)

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