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全国493城「御城印」ブーム! 城巡り集団「攻城団」イチ押しの8符で旅気分
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.01.02 11:00 最終更新日:2021.01.04 14:39
「御城印(ごじょういん)」を、ご存じだろうか。和紙などに、城名とともに城主だった武将の家紋や花押が押され、さらには座右の銘などが書かれている「登城記念品」である。今、この御城印がブームになっている。そこで今回は、日本最大級の城情報サイト「攻城団」に、御城印集めの楽しみ方を聞いた。
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寺社を参拝した「証し」としての「御朱印」に対して「御城印」は城を訪問した「記念品」。そのため物産店や観光協会、資料センター、駐車場で買えることもある。現在、493の城が御城印を発行している。
また御朱印のように「直書き」ではなく、印刷の「書き置き」が多く、値段も300円ほどと手ごろ。「御朱印は仕上がるまでに時間がかかる」というイライラや、社務所前の「密」を避けられる利点もある。
「初めての御城印は、1991年に松本城が作りました。当時は、お城愛好家の一部に知られている程度でしたが、平成から令和への改元で脚光を浴びるようになったんです。
さらに最近は『マニアではないけど』という “ライトな城好き” がSNS映えすることから御城印に注目。『Go To トラベル』を利用して城を訪れ、写真をSNSなどにアップしています」
そう話すのは、日本最大級の城情報サイト「攻城団」団長の河野武さん。ちなみに、「天守閣」などの建物がない「城址」や「城跡」などでも、御城印は入手できる。
「これまで熱心な城愛好家しか訪問しなかったような山城や城址でも、御城印を販売することで、普通の城好きの方々が購入を目的に訪問するようになっているそうです。彼らは石碑をバックに、御城印を持って撮影するのです。
とくに茨城県では地域活性化団体の方々が力を入れ、訪問者が増えているようです」(河野さん)
これから御城印を集めたいという初心者に、河野さんは「テーマを決めてお城巡りをすると、目標ができていいですよ」とアドバイスする。
「NHK大河ドラマの『麒麟がくる』にちなんで、明智家ゆかりの城で桔梗の紋が描かれている御城印を集めたり、徳川家の家紋の三つ葉葵の御城印を集めたり。
たとえば、明智城のもの(冒頭の画像)は、明智家の家紋、水色桔梗が押されたシンプルなデザインがいいですね。季節の花などをあしらった御城印もあり、『麒麟がくる』を見て購入するファンも多くいました。
御城印は大きさがそれぞれ違うので、A6サイズの紙が入るポケット式のファイルやホルダーがあれば安心です。保存と持ち運びができる『御城印帳』も発売されていますので、チェックしてください。年賀状ホルダーで代用する方もいらっしゃいます」(同前)
毎月のように増えている御城印。同じ城でも別バージョンがあるので、再訪の楽しみにもなる。次のページでは、「攻城団」イチ押しの御城印のうち、明智城以外の7符をご紹介。旅気分も楽しんでいただきたい。