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JR北海道で12駅が一挙廃止…心を震わす北の「廃駅」たち

ライフ・マネー 投稿日:2021.01.09 06:00FLASH編集部

JR北海道で12駅が一挙廃止…心を震わす北の「廃駅」たち

宗谷本線・紋穂内駅

 

 JR北海道が走る北の大地では、“住民の足” としての鉄道の存在意義が揺らぐほど、広い地域で過疎化が進み、各路線から相次いで駅が消えている。2021年春は18駅が廃止されることが発表された。

 

 最盛期は全長約4000kmに及び、毛細血管のように全道を覆っていた線路も、いまや一筆ですぐに描けるほどにまで減少した。現地を訪れたフォトジャーナリスト・櫻井寛氏が、最新の状況を伝える。

 

 

「札沼線のように路線がなくなるわけではないのに、こんなに多くの駅が一度に廃止されるのはレアケースです」(鉄道写真家・櫻井寛氏、以下同)

 

 自治体が維持管理費を負担して存続させるか、廃止か……。JR北海道は、宗谷本線の無人駅29駅を対象に、沿線の各自治体にその選択を迫った。結果、2021年3月をもって、12駅の廃止が決まった。

 

「無人駅を維持するためには、自治体が年間100万〜200万円を負担するのが条件なので、廃止の受け入れはやむを得ないのかもしれません。私が懸念しているのは、JR北海道が、まだ多くの駅を廃止しようとしていることです」

 

 2016年11月、JR北海道は、「当社単独では維持することが困難な線区」(13線区、1237.2km)のひとつに、宗谷本線の名寄〜稚内間(183.2km)をあげていた。

 

「『日本のてっぺん』の稚内へと誘ってくれる宗谷本線が、なくなる日が来るかもしれない……。そう思っただけで、いたたまれなくなりました。今回の12駅の廃止は、その序章にすぎないのです」

 

 まもなく役割を終える駅の挽歌が聞こえてくる。以下では、宗谷本線・札沼線・日高本線・釧網本線の4路線の廃駅を、計17箇所ご紹介する。

 

【宗谷(そうや)本線/旭川駅〜稚内駅】
 旭川駅と稚内駅を結ぶ日本最北の鉄道。全長259.4km。2016年、JR北海道は「名寄以北を自社単独で維持することは困難」と発表。

 

●紋穂内(もんぽない)駅
 1911年開駅。ホームの前に置かれた貨車(車掌車)が待合室。
「北海道には、貨車を再利用した駅がいくつもあります。このひび割れ方、グッときちゃいます」(櫻井氏、以下同)

 


●北星(ほくせい)駅
 1959年開駅。赤いホーロー看板「毛織の北紡」が目印。木造板張りの小屋。
「観光客のために、宗谷本線の駅名の由来を書いた紙が置いてあります」

 


●徳満(とくみつ)駅
 1926年開駅。大正時代に建てられた木造駅舎は、長年の風雪に耐え、レトロな建築として人気があったが……。
「2000年7月に、駅舎は取り壊されました。プレハブの待合室が作られ、旧駅舎の駅名板が設置されました」

 


●安牛(やすうし)駅
 1925年開駅。貨車を再利用した駅舎。一日の平均乗降人員は0.0人。
「列車は一日3往復しかしないので、日常的に利用するのは厳しいです」

 


●豊清水(とよしみず)駅
 1950年開駅。木造の駅舎で、冬季は保線要員が常駐する。
「除雪基地なので、ほかの駅舎に比べれば立派。廃駅になっても、建物は残るでしょう」

 


●北比布(きたぴつぷ)駅
 1959年開駅。仮乗降場のころ(1955年〜)から無人駅だった。
「駅周辺は、本当に田畑しかありません。まさに秘境駅として、鉄道ファンに人気があります」

 


●南比布(みなみぴつぷ)駅
 1959年開駅。開業当時は一日50人ほどの利用客がいたが、現在は3人以下。
「床は砂利で、コンクリートより暖かいのかも。隣の比布駅は、『ピップエレキバン』のCMに登場しました」

 


●南美深(みなみびふか)駅
 1959年開駅。一日の平均乗降人員は1人未満で、2016年から廃止の意向が示されてきた。
「近隣に民家は、ほとんどありません」

 

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