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【昭和郷愁館】箱だけで数十万円…国産初のプラモデルメーカー「マルサン電動怪獣」5点、総額は?
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.02.25 16:00 最終更新日:2021.02.25 16:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、“あの時代” を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開する本誌新連載。
第6回は、プラモデルメーカーの “草分け” 的存在「マルサン」の電動怪獣プラモ5つ。総額は……約400万円だ。
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大崎「プラモといえば?」
写写丸(以下、写)「タミヤ!」
大崎「いや、マルサンです(笑)。『プラモデル』という言葉を作り、最初の国産プラモを製造したのはマルサンなんです。なかでも、この電動怪獣シリーズは最高ですよ」
写「1964~1967年の “怪獣ブーム” の時期に出たんですね」
大崎「定価で400~800円。子供たちの憧れでした。私も子供のとき、『トドラ』を親に買ってもらったんです。でも説明書が複雑で、結局組み立てられませんでした」
写「箱が大きくて、デザインがカッコいいですよね」
大崎「写真のプラモデルは、完成させたものもあれば、組み立てていないものもあるなど、状態はいろいろです。『ゴメス』に至っては箱だけですが、数十万円しました。このデザインが好きなんです」
写「箱だけでそんなに!」
大崎「シリーズのなかでも、とくにレアなのが『エビラ』。現存しているのが、ほんの数体といわれていて、箱だけでも300万円。いや、それでも買えないかもしれませんよ」
写「マニア恐るべし!」
大崎「いつか、シリーズを全部揃えたいなあ」
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組『待夢魔神ラジオ版』のパーソナリティ
(週刊FLASH 2021年3月9日号)