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【昭和郷愁館】「マジソンバッグ」にチェリオと『平凡パンチ』の “青春セット”…総額は?
ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2021.04.08 16:00 最終更新日:2021.04.08 16:00
コレクションのポリシーは「昭和平等」。お菓子の袋から、レアなレコード、高価な切手まで、“あの時代” を彩ったものなら、なんでも平等に集めてきたコレクター社長・大崎潔氏が、10万点を超える所蔵品から誌上公開する本誌連載。
第11回は、「マジソンバッグ」と未開封チェリオと『平凡パンチ』。総額は……約3万円だ。
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写写丸(以下、写)「自分も持ってました。懐かしい~」
大崎「2000万個も売れたそうです。高校生のころを思い出します。これに『平凡パンチ』を入れて、部活帰りにチェリオ……。ああ、青春の日々(笑)」
写「しかし、なんであんなにヒットしたんですかね」
大崎「カッコよく英語がデザインされていて、サイズもちょうどいいバッグは、当時なかったですから。それが中高生のハートを掴んだんでしょう。ところで、右下の金色のマーク、気になりませんか?」
写「え、何がですか?」
大崎「マジソンバッグはエースという会社が1968年に売り出したもの。それが売れて、いろんなメーカーが同じデザインで製造したんです。エース製は、ここにオリジナルのロゴがあります」
写「では、これはパチモン?」
大崎「エース製ではないかもしれませんが、エースは意匠登録しておらず、偽物とも言い切れないでしょう。それに、『マジソン・スクエア・ガーデン・スポーツマン・クラブ』は実在しないそうですよ。『平凡パンチ』とチェリオを合わせて、総額は約3万円。懐かしいですね」
おおさききよし
1961年生まれ 株式会社ブティックオーサキ代表取締役社長。全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組『待夢魔神ラジオ版』のパーソナリティ
(週刊FLASH 2021年4月20日号)