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トランプ相場に勝てるのか「2年前の株成功者たち」追跡したらライフ・マネー 投稿日:2017.02.23 12:00

トランプ相場に勝てるのか「2年前の株成功者たち」追跡したら

 

「なんとか食えていますよ」
 ハンドルネームwww9945さん(40代)は語る。2015年に取材したときは、勤めていた清掃会社を退職し、月40万円の配当を受け取る「夢のセミリタイア生活」を始めたばかりだった。

 

「いまも配当金重視です。トランプ当選以後、買ったのは細谷火工です。発煙筒や防護服などを防衛省に納品している火工品メーカーで、僕好みの小型(笑)。

 

 で、防衛省への売上げ比率が約半分もあるんですよ。1年後、2年後を見据えて保有中です。安倍首相は防衛力の強化を明言していますしね。また、防衛省への売上げ比率が高い日本アビオニクスなど、ほかの防衛関連を物色中です」

 

 2年前から今までの運用実績は、約+19%。3億円の資金を元に、今年は配当金で年1000万円を宣言している。

 

 元銀行マンの自営業・吉永幸三さん(仮名・53)は、2015年の取材当時、「1億6000万円の自宅は、半分は株の利益で支払った」と豪語。ぐるなび3600 株のうち、半分を売却し、約57万円の利益を上げたと語ってくれた。

 

「残りも最近売って、230万円の利益になりましたね。最近では、エアバッグのタカタが約200万円の含み益が出ていますので、もうすぐ売ります。トータルで年間1000万円の利益は出てますね」

 

 2015年当時、株は初心者だと謙遜していた三宅洋二さん(仮名・51・映像制作会社役員)は、ソニーやアイフルで10万円単位の利益を積み上げていた。

 

「仕込んだ銀行株がゼロ金利政策で低調。トランプ当選で雪崩を打ったときに狼狽して損切りし、100万円の損を出しました。そうしたらすぐに値を戻した。今は手持ち資金がなく臥薪嘗胆です」

 

 10倍株(テンバガー)を4度も引き当て、2015年の取材時にはマセラティ2台など、5台の自家用車を持ち家に所有していた鮎川健さん(仮名・48)。現在の収支は「ちょいプラスです」と控えめだ。

 

「トランプさんは、何をやらかすかわからない危険性を秘めています。世界的な暴落を引き起こす可能性もある。今しばらくは『下げ』相場と考え、海外情勢に左右されにくい介護関連やジェネリック医薬品、耐震補強建設関連の銘柄を保有しているだけで、まったく売買していないんです」

 

 アベノミクスで資産を10倍の4億円にした佐方鉄男さん(仮名・69)。

 

「いちばん上がってるのはヨシムラ・フード・HD です。後継者がいなくて廃業しそうな食品企業を安値で買収し、運営している。東証一部上場も間違いないし、誰もが応援したくなるような会社なんです。私は平均2000円で取得し、現在約2700円ですが、3000~4000円まで上がるとみています。今から買うならユニチカですね。決算や指標も悪くないし、これはかなり出遅れてると思います」

 

 資産は約5億円に膨張。それでも下町の1DKのアパートに暮らしつづける佐方さんだった。
 2年前の成功者たちにあらためて取材してきたが、資産を積み上げた人も浮かれず、堅実な投資を続けている。

「トランプ相場は、みんな警戒しながら株を買ってるでしょ。素晴らしい大

 

領だと警戒しないので、かえって危険なんです」(佐方さん)ということか。

 

■36歳、13年で500万円→7500万

 

 今回は、今儲けている投資家にも新たに接触。成功の奥義を探った。流通小売会社の事務職、ハンドルネームありがとう東京さん(36)。13年前、500万円で株を始め、現在は投資信託などを含めて7500万円の資産を持つ。

 

「トランプ氏が当選してから円安が進み、1株540円で買った三菱自動車は、660円をつけたところで売り、約350万円の利益を確定させました。最近では食品スーパーとホームセンターを展開するスーパーバリューも業績がいいのに安値で放置されていたので、2000株を3200円で買いました。今年は2013年のアベノミクス相場と同じような動きをすると思いますので、命をかけてやります(笑)」

 

 コンサルタントの久保田直也さん(36)が日本株投資を始めたのは、3カ月前だ。「投資の裏方的な仕事をしているので、常に100銘柄くらいはチェックしてきました。今ホールドしているのは東証二部の投資運用会社マーキュリアインベストメントです。好業績を見込んでいますし、筆頭株主が日本政策投資銀行、二番手が伊藤忠商事と底堅い。株価も割安で、昨年10月に上場してからきれいな上昇曲線を描いています」

 

 勤務医の波多宏さん(仮名・42)は、投資資金の2割を「ギャンブル」と位置づけている。

 

「この2年でいちばん儲かったのは電子雑誌などを運営するブランジスタ。秋元康氏が関わっていることで期待し、2015年秋に1800円台で購入しました。2016年5月には1万2000円台まで急騰したので売却し、約100万円のプラスになりました。逆に新薬の臨床試験で効果が認められなかったアキュセラインク(現・窪田製薬HD)では、約62万円の損失に。今後は暴落もある。そのときは、武田薬品工業とかみずほフィナンシャルグループなどの大型株を拾っていこうと思います」

 

■銘柄を選べない初心者は上場投信がわかりやすい

 

 不動産業を営む投資資金3000万円のトミーさん(54)は、「投資歴は30年ですが、数年前までは年に200万~300万円負けることも。ラジオNIKKEIとかセミナーを聴くようになったのが大きい。9月にラジオで知ったヤマシンフィルタを知り、大統領選の直後、安値で買いました」

 

 ヤマシンフィルタはブルドーザーなど重機の汚れたオイルを濾過するフィルター専業で、世界シェア7割。コマツなど「トランプ銘柄」が急上昇するのにともない、大ブレイクした。

 

「年始に少し割高になり、利益確定しましたが、今も4000株を保有中です」

 

 では、自分で銘柄を選べない初心者はどうすればいいのか。機械メーカー勤務の寅次郎さん(仮名・48)は投資歴半年。資金は200万円だ。

 

「個別銘柄を物色する時間も、目利きもないので昨年夏ごろに日経225連動型上場投資信託を100口買いました。日経平均にほぼ連動しているのでわかりやすいし、手数料も一般の投資信託より安い。1万6000円ほどだった株価が2万円近くまで上昇しています」

 

 四国の地方都市に暮らすメーカー顧客管理部勤務・三好馬呉さん(仮名・45)は、こんな意見を寄せてくれた。

 

「トランプを大統領に押し上げたのはラストベルト(錆びついた工業地帯)の人々でしたが、私も貧しくなっていく田舎のど真ん中にいて、日本を信じることができない。ダイワ上場投信『TOPIX2倍』や月々2万円の積立型中国投信をしています。後者は10年で、配当も含め2.5倍になっています」

 

 SBI証券の藤本誠之氏は、今後の相場をこう予想する。

 

「大統領就任後3カ月は『ハネムーン期間』と呼ばれ、株価は堅調。その後の4~6月のどこかで日経平均は2万1500円くらいの高値をつけ、そこが天井になるのではないでしょうか」

 

 さて、2年後はどうなっているだろうか。

(週刊FLASH 2017年2月14日号)

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