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GW後を襲う「不眠」症状に注意!大学教授が提案する対策は「ラジオ」「ブルーライトカット」「悩みごとメモ」

ライフ・マネーFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.16 06:00 最終更新日:2022.05.16 06:00

GW後を襲う「不眠」症状に注意!大学教授が提案する対策は「ラジオ」「ブルーライトカット」「悩みごとメモ」

 

「ゴールデンウイーク後は要注意です。ストレスから『体調が悪い』『疲れやすい』と感じることが多くなり、不眠症の症状も出やすくなります」と中部大学生命健康科学研究所特任教授の宮崎総一郎氏。

 

 厚生労働省の調査によると日本人の約5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」などの睡眠問題を抱えている。それは加齢とともに増加し、60歳以上では約3人に1人が「睡眠」で悩んでいるのだ。不眠症状は4つに分けられる。

 

 

「『寝つくまでに30分以上かかる入眠障害』『睡眠中の目覚めが2回以上ある中途覚醒』『起床予定時刻より2時間以上早く起きてしまい、もう一度眠ることができない早朝覚醒』『ある程度の時間眠っても熟睡した感じが得られない熟眠障害』です。これらが1カ月以上続き、昼間の活動に倦怠感、意識低下、集中力低下などの影響が出ると不眠症の診断が下されます」(宮崎氏)

 

 いずれかの症状が出ても、日中の活動に支障がなければ不眠症と診断されないことも。人はなぜ、不眠になるのだろうか。

 

「年齢などにより個人差がありますが、多くは睡眠時間の不足です。睡眠は脳のコントロールによっておこなわれます。睡眠不足だとそのコントロールが上手にできなくなるのです。20代前半までの若年者には8時間は眠ってほしい。6時間未満だと脳が上手く働かず、うつ症状が出ることも。

 

 40代、50代で多忙により睡眠時間が十分に取れない人は寝つきが悪くなり、夜中に目が覚めて昼はイライラ。睡眠不足だと食欲を抑制するホルモンの分泌が少なくなり肥満にもなりやすい。睡眠時無呼吸症候群や生活習慣病になることも心配です」(宮崎氏)

 

 不眠症にならないためには快適な睡眠が必須。そのためには手軽にできるストレッチが有効だという。

 

「昼の疲れなどが残り、体が固まった状態で眠ると全身の血流が悪くなり、冷えの原因になり夜中に目覚めてしまいます。足がつったりすることもあります。そこを改善すれば快眠につながります。

 

 睡眠中は300キロカロリーを消費するといわれていますが、快眠は基礎代謝を高めますので、消費カロリーのアップにもなります。ストレッチをするタイミングは寝る直前がおすすめ。副交感神経が優位になり、リラックスできます」

 

 また、宮崎教授がおすすめする「寝る直前の快眠法」も教えてもらった。

 

(1)ブルーライトをカット
少なくとも寝る1時間前からテレビやパソコン、スマホは見ない。ブルーライトをカットする。

 

(2)ラジオを聴く
映像は脳にとって情報量が多い。脳は眠っているときに不要な情報を消去するので、情報量が多いと疲れる。音楽は情報量が少ない。

 

(3)悩み事は書き出す
心配事があって眠れないときは、何が心配なのかをノートに書く。そうすることで「意外にたいしたことじゃなかった」と安心できる。

 

 寝る前にゆっくり体を動かして、夢の世界へ……。

 

( 週刊FLASH 2022年5月24日号 )

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